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・軍部に衝撃を与えた昭和天皇の「連合艦隊にはもう軍艦は無いのか?」発言。

当時世界最強の戦艦と呼ばれた超大型戦艦「大和」。

昭和20年4月7日に九州沖南西海上で米空軍の攻撃によりわずか数時間で撃沈されました。


当時の帝国海軍にとって最後の至宝であったはずの「大和」ですが
何故いとも簡単に海の藻屑と消え去ったのでしょうか?
そして帝国海軍は何故無謀とも思える沖縄特攻を敢行したのでしょうか?
一つのきっかけは御前会議における昭和天皇のお言葉だったと言われています。
「連合艦隊にはもう軍艦は無いのか?」
当時の軍令部はこのお言葉を重く受け止めたようです。
何故巨費を投入した戦艦大和で決戦を挑まないのか?
当時はそんな社会風潮が横行していたのです。

・起死回生策かそれとも時間稼ぎだったのか?

当時の戦況は明らかに劣勢でした。
いや劣勢と言うよりも敗戦の気配が濃厚だったのです。
そんな中でほぼ無傷な状態で生き残った大和へ期待するのは
ある意味当然だったのかもしれません。
しかし本当に起死回生の活躍ができると思っていたのいたのでしょうか?
すでに豊後水道から南の制空権と制海権はアメリカ軍が握っていました。
これではいくら「大和」と言えども勝ち目はありません。
ただ一つ望みを託すとすれば本土上陸を少しでも食い止める役目、すなわち時間稼ぎです。
どちらにしても戦略的には理解しがたい作戦だった事は間違いありません。
「大和」撃沈後日本は敗戦への道を加速させたのです。

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