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■富岡製糸場の見どころはココ!

2014年6月25日に世界文化遺産として正式に登録された群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」。
これまで全く知らなかった方も多いのではないでしょうか?


今回は、今一番ホットな世界遺産であり、日本初の産業遺産でもある富岡製糸場の楽しみ方について解説していきます。

<富岡製糸場と絹産業遺産群、4つの資産、どこから見る?>
・富岡製糸場(とみおかせいしじょう)
・田島弥平旧宅(たじまやへいきゅうたく)
・高山社跡(たかやましゃあと)
・荒船風穴(あらふねふうけつ)

・富岡製糸場
1872年に殖産産業を担う官営工場として造られた、日本初の本格的な製糸工場です。
長さ140mもある長大な木骨レンガ造建物であり、内部には操業停止当時の自動繰糸機が完全な形で保存されています。
蒸気機関やフランス式繰糸機などの導入により製糸技術が飛躍的に革新し、長い間生産量が限られていた生糸の大量生産を実現しました。

・田島弥平旧宅
良い蚕種を作るため、通風を重視した「清涼育」を大成させた田島弥平の住居兼蚕室がほぼ完全な形で現存しています。
換気設備である越屋根が付いた瓦葺2階建ての建物です。

・高山社跡
蚕の増産と品質向上のための研究を行った高山長五郎が設立した「養蚕改良高山社」の社屋です。
換気と温湿度管理をきめ細かく行う「清温育」を確立したことで知られています。
こちらも当時の状況がほぼ完全な形で保存されています。

・荒船風穴
風穴から出る冷風を利用した日本最大規模の蚕種(蚕の卵)の貯蔵施設です。
蚕種を低温に保つことにより孵化の時期を調節し、それまでは年1回だった養蚕を複数回とすることが可能となりました。

富岡製糸場と絹産業遺産群の建造物はいずれも保存状態が極めて良いことが特徴です。
当時の面影を色濃く残す富岡製糸場に、あなたもぜひ行ってみませんか?

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