アインシュタインほどの天才でも間違えることはあります。
ですが、アインシュタインの偉業が知られすぎている為に、この部分が非常に知られていないのです。

ですから天才は神様だと勘違いする人がいます。
今回は、アインシュタインの失敗に関して紹介します。

一般相対性理論を作ったアインシュタインですが、彼は宇宙の論理で唯一大きな間違いをしたのです。
それは宇宙の膨張に関する研究でした。
光が地球に届くのに天体の相対的な移動によって変化するといった仮説を考えていたアインシュタインですが、彼でも間違えたのは、宇宙の膨張に関してです。
宗教の観念に関して、アインシュタインは宇宙の膨張に関しては、打ち破ることは出来なかったのです。
アインシュタインは宇宙の膨張は、絶対に均一に同じ速度によって膨張すると考えていたのです。
ところが、宇宙の膨張速度に関して、ハッブルという学者が、天体までの距離が遠いほど膨張の速度が早いというこという仮説を立てたのです。
しかし、アインシュタインは反発して、宇宙の膨張に関する公式に、宇宙定数という数を入れて、膨張の速度は一定であると言っていたのです。
しかし、天体の観測の結果、ハッブルの説が正しいことが判り、アインシュタインの説は棄却されます。

アインシュタインは生涯の中でも一番悔しいと言っています。
アインシュタインほどの天才でも間違えることはあるのです。
失敗を恐れないで挑戦し続ける凄さをこのエピソードから見ることが出来ます。