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■海外に伝わった日本のお花見文化とは?

お花見は日本を代表する風流を楽しむ行事の一つです。


その起源は奈良時代前後に中国から伝わった梅を鑑賞するものでしたが、次第に桜の花に代わっていったようです。
ただこの頃のお花見は貴族たち権力者の嗜好の一つに過ぎませんでした。
庶民がお花見を楽しめるようになったのは江戸時代の頃からだと言われています。
台湾や中国などでは日本とは違うお花見が今も続いています。
では日本のお花見文化が伝わった国があることはご存知ですか?

それは日本人が多く移住していった国、ブラジルです。
現在では日系2世、3世さんたちにお花見の文化が受け継がれています。
日本の桜の木の下で宴会をするというものとは少し違いますが、ブラジルでも
桜の花を見ながらお弁当を食べたり屋台の物を食べるといったスタイルが根付いています。
お花見の際には日本の桜餅に似たあんこの入った菓子を食べる風習も伝わっています。

第二次世界大戦以前に多くの日本人が成功を求めて北アメリカや南アメリカ大陸に渡っていきました。
しかし、差別や環境の違いから断念して帰ってくる人たちもいました。
そんな状態にも負けずに現地で頑張り続けた日本人たちの間でこの花見は遠い故郷を思い出す大切な行事の一つとなったのです。
他にもワシントンに贈られた桜の木たちの元でお祭りが開かれたりもしています。
海外へ渡った多くの日本人とその子孫にとってお花見はこれからも心の糧として残っていくのでしょう。

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