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大分県の観光といえば、一番に挙がるのが温泉でしょう。
泉都別府では多種多様な温泉がコンパクトに楽しめ、湯布院ではお洒落で落ち着いた宿と街並み、
そして由布岳に抱かれた素敵な景色を味わえます。
最近人気急上昇の長湯温泉やくじゅう高原周辺の温泉地も魅力的です。
次に挙がるのが自然だと思います。
豊後水道の美しい海岸線、美味しい海の幸、くじゅう連山の雄大な山々などどこも良い景色で、
ドライブしているだけで楽しくなってしまいます。
大抵の方はこうした魅力を味わいたくて大分県を旅すると思いますが、そこに是非加えて欲しい魅力が史跡ー特に石造文化財です。
臼杵市の石仏群、国東半島の仏教史跡、天領日田の街並み、竹田市岡城などが大分県で有名な史跡ですが、
私はこれに石造物を是非加えて欲しいと考えています。
平安時代から室町時代にかけて、山の岩肌を削り出して造られた磨石仏や石塔が県内にはたくさんあります。
その多くは地域の人々に長年大切にされて、現在は山里にひっそりと佇んでいます。
その中で比較的見学しやすいのが、JR大分駅からバスで10分ほどの住宅地域にある元町石仏です。
造られた時期は平安時代後期で、当時豊後国の中心地だった上野丘の麓に造られました。
高さ5m程の薬師如来像は、全体的に優しい丸みを帯びながらも厳かな雰囲気を持った素晴らしいお姿です。
大分市の街中でこのような仏様に出会える驚きと、当時暮らしていた人々の祈りや願いにふれる事で、
ふっと日常を忘れて穏やかな心持ちになれると思います。
こうした磨崖仏をはじめとした石造文化財は、大分市・国東市・臼杵市・豊後大野市で多く見られます。
九州他県では味わえない石仏巡り、ドライブや温泉に併せて取り入れてみてはいかがでしょうか。