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大分県といえば、「おんせん県」の二つ名に恥ずかしくない温泉天国です。
泉都・別府をはじめとして県内各地に温泉が沸くばかりでなく、その泉質も多種多様。
炭酸泉、強酸泉、硫黄泉、硫化水素泉、二酸化炭素泉、コロイド湯、硫酸塩泉、緑礬泉etc・・・
浸かっちゃっていいの??と思いたくなるような泉質もありますが、どれも効能のあるものばかりです。
こうした変わりダネを気軽に楽しめるというのも、大分の温泉の魅力だと思います。
その中でも特におすすめしたい温泉が、塚原温泉と七里田温泉です。
塚原温泉は別府と湯布院の間、活火山の伽藍岳麓にある温泉で、火口乃泉という日帰り入浴施設があります。
泉質は酸性-含硫黄・鉄・アルミニウム-カルシウム-硫酸塩泉。
ph値1.4という強い酸性のお湯のため、味もとても酸っぱいです(飲泉は禁止です)。
そんなお湯ですので、脱衣所には「湯船で顔を洗うと危険です」と注意書きがあります。
目に入ってしまうととても痛いからなのですが、私はお湯のあまりの気持ちよさにうっかりやってしまいました…
切り傷があれば当然しみるのですが、実はこの温泉はこうした傷に効能があるのです。
特に皮膚病に効果があるとされ、アトピーや水虫で悩んでいる方が多く訪れ、温泉水の通販も行われているほどです。
温泉の効能もさることながら、伽藍岳の迫力ある、それでいて緑の多い景色を眺めながら入る露天風呂も格別です。
もう一つの七里田温泉は、長湯温泉とくじゅう連山の間に位置する温泉地で、木乃葉の湯と下湯温泉共同浴場という入浴施設があります。
この下湯温泉は炭酸泉で、湯船に入ると瞬く間に体中に気泡が付きます。
炭酸濃度がものすごいためで、何と施設内の注意書きには「酸欠注意、換気をして入ってください」とあるほどです。
お湯の温度は37度程度とぬるめで、夏場に入ると良いと言われていますが、炭酸の効果で体がポカポカしますので
真冬でなければ十分に楽しめます。神経痛、筋肉痛に効果があるとされています。
塚原温泉・七里田温泉共に付属宿泊施設が無いため、おんせん県の中では少し地味な存在ですが、自信をもっておすすめできる温泉です。
別府・湯布院・くじゅう連山への観光予定に是非組み込んで、気持ちよさを味わってみて下さい。