近畿地方には古の都が二つあります。
芸術の秋には京都と奈良の寺社仏閣や、美術館、博物館を巡ってみてはいかがでしょうか。

同時に紅葉も楽しめます。

紅葉シーズンには国内外から多くの観光客が京都、奈良を訪れます。

世界的に有名な清水寺、高台寺、円山公園など京都中心地の紅葉が見事なのはもちろんのこと、
少し離れても嵐山・嵯峨野や大原・三千院など秋の名所が京都にはたくさんあります。

嵐山、天龍寺の雲竜図（天井に描かれた竜の絵）は、普段は土日祝しか見ることができませんが、
秋季は毎日みることができます。このように秋だけ、特別公開・拝観している文化財や施設があります。

嵐山は「湯豆腐」がおいしいことで有名です。
少しずつ寒さが増していく秋に、歩き疲れた身体を温めてくれる湯豆腐に紅葉の天ぷらをいただくと、
全身で秋を満喫したような気分になります。

奈良では毎年秋に、奈良国立博物館で「正倉院展」が開催され、シルクロードの終着駅、正倉院の宝物の一部が公開されます。
その他にも秋に秘宝・秘仏の特別公開をおこなう寺社が多くあります。

約千頭もいる鹿と共に見る奈良公園の紅葉も良いですが、正暦寺、長谷寺、吉野山などの紅葉も見ものです。
山の方へ行くと紅葉のほか、栗ひろいやぶどう狩りなどの「味覚狩り」も楽しめます。

また飛鳥、橿原方面では一面に広がるコスモス畑を見ることができます。
レンタサイクルで寺社や古墳を周るコースもおすすめです。