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公務員試験に合格して晴れて消防士!というのは間違い。
1年間の地獄の研修が待っている!
最初の難関、6ヶ月の地獄の消防学校
難関の公務員試験に合格すると晴れて消防士に採用されます。
しかしこれはあくまでも仮採用なのです。
正式に採用されるまでには6ヶ月間の消防学校での教育訓練と6ヶ月間の現場教育を突破する必要があります。
1年間の研修期間を無事終えれば消防学校を卒業し正式な採用となるわけです。
まず最初は自治体がそれぞれ持っている消防学校の寮に泊まり込みで6ヶ月間の訓練をするのです。
自治体によって多少違いますが、金曜の授業が終わる夕方、若しくは土曜の朝から帰宅でき、日曜の夜まで、
若しくは月曜の朝に消防学校に戻ります。
だいたい朝8時から授業が始まり、夕方の5時過ぎには終わります。
これ以外は自由時間、ということはまずあり得ません。
朝は6時に起床し猛スピードで支度を整え、校庭に集合し点呼を取り、教官に報告します。
少しでも遅いと早朝から100回近くの腕立て伏せやスクワットを罰としてやらされることもあります。
集合に遅れるということは、いざという時の出動に遅れる。
そして救助が遅れれば助かる人も助からなくなります。
煙に巻かれてしまえば人はたとえ1分という短い時間でも容易に死んでしまいます。
まさに1分1秒が毎回勝負なのです。
昼休憩は、昼食を急いで掻き込みすぐに次の訓練や授業の支度に取り掛かります。
そうしないければ間に合わないくらい準備が多いのです。
夕方は授業の復習、テスト勉強、制服のアイロンがけ、靴磨き、体力錬成、訓練の復習などに忙殺されます。
そして夜の点呼までに入浴から洗濯まで全て終わらせて教官に報告するのです。
消防学校の授業内容
消防士は命を懸けて死ぬかもしれない現場に突入し、要救助者を助けださなければなりません。
まさに死と隣り合わせの業務なので、訓練は熾烈極まります。
脱落する人も少なくありません。
そして意外かもしれませんが消防学校では肉体的な訓練だけではなく
それと同じかそれ以上に座学の授業があるのです。
座学では実に多種多様なことを学びます。
憲法から地方自治法、また消防法をなどの法律関係から火災の鎮火に関する技術や戦術、
火災予防のための知識、救急関連の体の構造などの医学的知識、救助方法、消防車の原理、
気候、無線、危険物などを学びます。
そして毎回効果測定があり絶対合格が宿命づけられているのです。
実技はまずは基本となる体育という授業があります。
サーキットトレーニングから長距離など徹底的に走らされます。
水泳の訓練もあり過酷を極めます。
消防訓練ではホースの運搬、放水なのど消火訓練、ロープを渡ったり建物の中に侵入し
要救助者を助け出す救助訓練、傷病者の手当てや心肺蘇生、搬送する救急訓練などがあります。
訓練といえども危険と隣り合わせのものが多く、ここで多くの現場の疑似体験をさせるのです。
消防学校の厳しい規律
消防学校の規律はとても厳しく、本が背の順で並んでいない、布団の角と角が揃っていなかったりなどの
小さいことでも部屋が乱れていると連帯責任になり腕立て伏せやスクワットが待っています。
効果測定の赤点、制服のシワ、靴の汚れ、集合が遅いなど毎日が緊張の連続で一瞬のゆとりもありません。
このような地獄の訓練を乗り越えたものだけが、現場に配置され6ヶ月の現場教育を受け、
実戦で学び、そして1年間の研修を乗り越えやっと正式に採用され、真の消防士になれるのです。