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人類の友として古来から人間と生活を共にしてきた犬たちですが、
現代においてはペットの代表格として不動の地位を築いています。
そんな犬達を脅かすやっかいな生物が、
あなたの大切なペットを狙っているかも知れないのです。


■獲物を待つマダニ
マダニは主に犬などの動物、時には人間をも寄生対象にするクモの仲間で、
マダニと一概に言っても実は日本に生息確認されているマダニは47種もおり、
世界には約800種存在します。
通常草木が生い茂っている場所に生息しているので、散歩に出た際に
マダニが飼い犬についてしまうのも仕方のない事でしょう。

蚤やダニに刺されるとひどい痒みを伴うものですが、マダニは
最初に寄生主の皮膚を溶かして口器を固定する時にのみ
チクリとした感覚を与えるだけなので、寄生されていても
あまり気にならないのが普通です。

しかし、寄生されている犬に貧血、エールリヒア症やライム病、重症の場合
命に関わるバベシア症などの媒介性疾患を引き起こす事がある為、
是非とも予防と駆除対策を行いたいものです。

■NGな対処法
マダニは吸血すると小豆ほどの大きさにまで膨れ上がるので、
容易に手でも取る事が可能ですが、手で直接取らない方が賢明でしょう。
力任せにブチっと取ってしまうと、皮膚に炎症を起こすきっかけになってしまいますし、
マダニに寄生している条虫が私達の爪に入り、後々人体内に入って
そこに寄生してしまうかも知れないのです。

■しっかり予防・しっかり駆除
まずは予防として定期的に蚤・ダニ駆除シャンプーとブラッシングをしてあげましょう。
それでもマダニがついてしまった場合、マダニ駆除用ピンセットで
一匹ずつ取るか、駆除用の薬品を獣医に処方してもらいましょう。
また、どこの家庭にもある調味料の「酢」をマダニに直接垂らすと、
自然に吸血を止めて逃げ出しますので、そこをガムテープなどで
捕まえる方法も大変効果的です。
毎日のマダニ点検を日課にすると、ペットとの良いスキンシップにもなりますので、
一石二鳥の効果を期待できますね。

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