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「東尋坊」を始めとし、福井県にはいくつも一度は見て頂きたい名勝地、景勝地があります。
若狭湾の東尋坊は、世界にノルウェー西海岸と、朝鮮半島の金剛山の
三か所しかないと言われている「輝石安山岩の柱状節理」の景勝地です。
高さ約25メートルから見下ろす群青色の海と、自然が作り出したものとはにわかに信じられない
岩の柱たちが織り成す景色は、ここでしか見ることが出来ません。
そんな「福井でしかみられない」景色をご紹介します。
【海風になびく水仙の花】
東尋坊を海沿いに南下していくと、「越前海岸」に辿り着きます。
海水浴場の砂浜は比較的波が穏やかですが、越前岬付近の岩礁には、
日本海らしい荒々しい波が打ち付けています。
夏に海水浴を兼ねて、この景色を観に行くのもいいですが、一番お勧めしたい景色が見られるのは冬。
越前岬を中心に自生している水仙の花が、一月から三月にかけて咲き乱れる景色は素晴らしいものです。
海風と共に薫る水仙の甘い香りと、青と白、黄色のコントラストをぜひ実際に観てください。
【国の三つの指定を受けた史跡】
「一乗谷城の戦い」の場になった福井市街地の「一乗谷」は、
特別史跡、特別名勝、重要文化財の三重の指定を受けた戦国時代の朝倉氏の城下町です。
朝倉義景と織田信長が戦った「一乗谷の戦い」で、朝倉氏を破った信長はその城下町を焼き払いました。
その後、灰と土砂の下に消えた一乗谷は、その後数百年の間、土の中で眠っていましたが、
昭和42年に発掘作業が開始されると、かつての美しい庭園や町の姿を再び太陽の下に現したのです。
一乗谷の中でも最も古いとされる「湯殿跡庭園」や、復元された町の中を歩き、
悠久のときを感じる散歩はいかがでしょうか?