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ノロウィルスの感染は主にカキ等の二枚貝や海鮮物、汚染された水の飲水を摂取する事により感染する
一時感染と、感染した患者さんから何らかの方法でウィルスがもたらされる感染する二次感染があります。
流行時期は、毎年11月~2月頃が多いです。


以前はカキ等の二枚貝で増殖すると考えられていましたが、今は汚染された水を
貝が給水、排水する事で貝の中にウィルスが濃縮していると考えられています。
日本の下水処理施設ではノロウィルスを不活化(殺す事)する機能はありません。
つまり汚染された下水は通常の処理をされ、ノロウィルスがいたとしても、そのまま河川や海に流されるのです。
その水域の水や海産物にはノロウィルスが含まれる事があり、貝などによりウィルス量が濃縮され、
それを摂取する事で一次感染が成立するのです。

ノロウィルスに感染した患者さんの嘔吐物や便中にはウィルスが入っています。
嘔吐や下痢時にウィルスが空気中に飛び散って、そのウィルスを他の人が吸い込んで
感染する“飛沫感染”“空気感染”や、嘔吐物や便中に含まれるウィルスが空気中の塵にくっついて
それを吸い込む事による感染する“塵埃感染”があります。
その他、患者さんや看病した方の手にウィルスを含む嘔吐物や便が付着し、
その手で色々な所を触ってウィルスが付着、その後他の方がそのウィルスが付いている部分を触り、
その手で食事などをした時に、口から感染、つまり“経口感染”があります。

二次感染を防ぐには正しい知識、正しい処理方法、正しい消毒方法を選ぶ事が大切です。

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