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イスラエルを語る上で重要な国の一つがアメリカです。
イスラエルとアメリカの関係はイスラエル建国の際に
アメリカがそれを支援したことが最初の大きな転機となっています。
第二次世界大戦後、アメリカの主導で国際連合が設立されます。
当時、イギリスの委任統治領であったイスラエル・パレスチナ地区はユダヤ人移民の増加による
食糧難やもともと住んでいたパレスチナ人(アラブ人)との衝突などの問題が激化してきていました。
イギリスは問題の解決を新しく設置されたばかりの国連に投げ出してしまいます。
ここで問題解決に乗り出すのが当時の大きな力を持っていた国の一つであるアメリカです。
アメリカは当時国内で一定の権力と地位を持っていたユダヤ人派閥の力も有り、
ユダヤ人国家としてのイスラエル分離独立を支援します。
また、一般的にパレスチナ分割決議案と呼ばれるこの出来事に関しては当時の2大国家のであった
ソビエト連邦もアメリカと同じようにイスラエルとパレスチナの分離を支持しました。
アメリカはこのパレスチナ分割決議を主導したこともあり、
以後現在に至るまで中東問題に大きく関わっていくことになります。
1948年5月14日、イスラエルは独立宣言を発表し、国家としてのイスラエルが建国されました。
これと同時に1967年までの間に三度にわたる中東戦争が勃発します。
イスラエルはアメリカをはじめとする先進国の支持を受け、アラブ人との戦いに勝利します。
この際にイスラエル領に住んでいた70~80万人のアラブ人が住みかを追われ、パレスチナ難民になりました。
各戦争でアメリカはイスラエルを支持してきました。
その後アメリカによるイスラエルと中東諸国との和平交渉が行われます。
1978年のキャンプ・デービット合意や1993年のオスロ協定がその功績としてあげられます。
しかし2000年代になると和平交渉は減速していっており、現在でもガザ地区を中心に紛争が絶えません。
中東和平交渉においてアメリカがどのような行動に出ていくのかについては今後も目が離せません。