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山梨県、長野県などがルート候補に上がったリニア中央新幹線。
沿線となる地域への経済効果は大きく、駅の設置場所がどこになるかは、誰もが気になるところです。


・第2の東海道新幹線として・・・ 1964年で開業50周年となった東海道新幹線は、
世界初の時速200km運転を行う高速鉄道として世界にその名を轟かせてきました。
東京・名古屋・大阪という太平洋ベルト経済圏の結びつきは、新幹線によって高められたと言っても過言ではありません。
この3大都市間に、もう1本の「中央新幹線」が計画されたのは、実は1973年のことでした。
道路でいえば、東名高速と中央道のような地理的関係にあります。

かつては従来型の新幹線タイプを通す計画もありましたが、事業主体のJR東海はリニア方式で造ろうと考えており、
政府もこれに同意する形で2011年に正式な認証を得ています。

・もめたルート選定
2007年に、ルートなどの本格検討が開始されました。
それ以来、甲府を出たあとどこを通るかで、次の3つの案が競合していました。

A:木曽谷ルート(大回り)
B:伊那谷ルート(迂回)
C:南アルプスルート(最短)

長野県としては、人口の多い地域を通るBルート案を支持していたようですが、
結果的に南アルプスの下を突き抜けるCルートが採択されました。

・中間駅、ついに発表される!
2013年、世間の注目を集める中JR東海は、各県に1駅を置く形で通過ルートを発表しました。
□起点:品川駅。現在の品川駅の地下にホームが造られます
□神奈川県駅:相模原市の橋本駅付近
□山梨県駅:甲府市。
□長野県駅:飯田市
□岐阜県駅:中津川市
□名古屋市ターミナル駅:現在の名古屋駅の近く

起点から名古屋までの所要時間は、約40分が目標とされています。
この先の路線は、まだ何も決まっていません。
基本計画には、「奈良市付近」という文言があるだけです。
そのため、東海道新幹線が通っていない奈良県は積極的に誘致活動を行う一方、
京都は京都で、リニアのお客を取られまいと、京都駅付近への駅設置を要望しています。
三重県駅も含めて、2045年開通予定のルートがどうなるかは、まだ注視する必要があります。
最終的には、1時間7分で品川と大阪が結ばれる予定です。

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