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他の戦国武将に負けず、多くの名言を残した上杉謙信。
その中から厳選して、現代だからこそ響くものをご紹介!

■今目の前にある事に全力を尽くすべし!


「信玄の兵法に、のちの勝ちを大切にするのは、国を多くとりたいという気持ちからである。
自分は国を取る考えはなく、のちの勝ちも考えない。
さしあたっての一戦に勝つことを心掛けている。」

永遠のライバルと言っても過言ではない上杉謙信と武田信玄。
武田信玄の訃報を受けた謙信は、涙して悲しんだと言われています。
その為、信玄が亡くなった今こそ攻め時だと言われても、
その行為は卑劣だとし、攻め入りませんでした。

この様に、謙信は自分の利の為には戦を行わず、参加して欲しいと依頼された戦、
つまり、目の前にある最重要事項に尽力する生き方を貫きました。
信玄をライバルと認めつつも、その違いをはっきりと公言し、
その意志を貫く彼の強さが窺えますね。

■周囲への影響を考え、発言するべし!

「人の上に立つ対象となるべき人間の一言は、深き思慮をもってなすべきだ。
軽率なことは言ってはならない。」

会社・社会において立場が上になるほど、その発言の影響力は大きくなります。
もちろん、人間ですからいつでも気を張っている事は出来ません。
しかし、何気ない一言が時に部下のモチベーションを下げ、気持ちを沈める事もある。
それだけでも常に心がけておきたいものです。
常にどうすべきかを考え、私利私欲ではなく、優先するべき事を
決めて行動を起こしていた謙信。
彼のそういった性格が、多くの人々に信頼される要因だったのでしょう。
この言葉には、謙信の普段の行動があらわれている気がします。

■下の者は上に立つ者の背中をみている

「武士の子は、十四、五歳の頃までは、わがままであっても勇気を育て、
臆する気持ちを持たせぬようにせよ。勇気のある父を持つ子は臆する心を持たぬ。
父は常々、この道を説き諭すことが大事である。」

子供は最も身近な大人、つまり親をみて育ちますので、
親の言動こそが子供の成長に大きく影響するといっても過言ではありません。
口だけでああしろ、こうしろと言わず、親が見本を見せれば、
子供は自然とよい行い、マナーを身につけていくのではないでしょうか。
この名言は武士の子を対象にしていますが、現代に置き換えても
十分に通用する言葉ではないでしょうか。

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