囲碁や将棋に定石いわゆるお互いが五分となる理想的な手順というのが存在しますが、

実はオセロにもそのような定石が存在しているのはご存知でしょうか？

もしかするとこれまでその定石を知らないせいで序盤からいつの間にか不利な体勢になり、

負けていたかもしれません。

オセロの定石にはその形から「ねずみ」「うさぎ」「とら」「うし」等と動物の名前がつけられています。
それぞれ基本形から派生形まで含めると多くの種類が存在します。
その中でも最初に覚えると良い定石は「うさぎ」です。
オセロの序盤において有効な戦略のひとつに「中割り」というものがあります。
これは相手の石を分断するように自分の石が縦（又は横）に並ぶ形に導くことです。

そして序盤でもう一つ考えるべき戦略は「なるべく相手の石をひっくり返す数を少なくする」ことです。
これは裏を返せば自分が次に打てる選択肢を多く残しておくことがゲーム運びに有利であるということです。
この２つの重要な戦略の手順が「兎定石」には含まれています。
ですので初めて定石に触れる初心者・初級者の方は兎定石から覚えて、その手の意味を理解していきましょう。

定石一つを身に付けるだけでも、同レベルの対戦者に対する勝率はぐんとアップすることでしょう。
そして、中級者以上になってきてから「虎定石」「牛定石」等の多数の派生形がある定石を覚えていくと良いでしょう。

ただやみくもにオセロを打つだけでも面白いですが、一歩進んで定石という名の武器を手に対局に挑んでみると更に面白いオセロの世界が拓けてくることと思います。