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デフォルトとは何でしょうか?

ひとくちにデフォルトと言ってもさまざまな状況が考えられます。

また人によっても言葉の意味が変わる場合もあります。


ここでは細かな定義づけを避け、分かりやすく「国がデフォルト」する概要や意味を説明します。

一般的に言われるデフォルトは日本語に訳すと債務不履行という意味になります。
簡単に言うと、債券の発行体が破綻などによって、債権者へ元本の償還や利払いが出来なくなる状況です。

企業であれば、破産による会社更生法申請や低金利の債券へ借り換えなどするとデフォルトと言われますが、国がデフォルトするということはその国の国債の元本償還や利金の支払いが滞る状態です。

そうなると、その国はどうなるでしょうか?
まず、発行されている国債や紙幣の価値が急落します。それは投資家などから見るとその国の価値の急落を示します。誰もがその国の通貨を手放すことで、さらに通貨価値が下がります。また通貨価値の下落とともに物価が急上昇します。その国の政府は国際通貨基金(通称IMF)の管理下に置かれ、物価の統制、国民の預金が凍結、税金が跳ね上がります。
その後の国民の苦しみは言うまでもありません。

過去、世界でもデフォルトとなった国は多数あります。日本国内のメディアでよく取り上げられてきたのは1998年のロシアや2001年のアルゼンチンです。中でもアルゼンチンのデフォルトは4回もありベネズエラとともに最多となります。また2011年のギリシャ危機は多くの方の記憶にも新しいものですが、自主的な元本削減を受け入れた債権者の自主放棄のためデフォルトではないとされています。
果たして日本の今後はどうなのでしょうか。
ハイパーインフレやデノミネーションなどの言葉の意味を探りながら、ともに考えてみましょう。

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