名古屋市のある愛知県は、製造品出荷額という指標で現在まで28年連続日本一となっています。

もちろん、その県庁所在地の名古屋市にも色々な産業が根付いており、自動車産業や工作機械、セラミックスなど

現代産業を始め、長い歴史を誇る伝統産業など「ものづくりの街」としての魅力も持っています。

■日本をリードする産業観光が人気
名古屋の産業文化が一躍注目を集めたのは、2005年の万博がきっかけです。
世界でもトップの販売台数を誇るトヨタ自動車を始め、工作機械メーカーや陶磁器をルーツとするセラミック産業など、国内トップクラスの産業が名古屋にはあります。

自動車好きなら一度は訪れてみたいトヨタ博物館や、工作機械の歴史と未来を知ることが出来る産業技術館など、市内で巡ることのできる場所は「産業観光」として名古屋市が推す、新たな名古屋の観光コースでもあります。
博物館をめぐる観光だけでなく、大企業を筆頭に工場見学を受け入れている地元企業も多く、ものづくりに関心がある人から秘かな人気を集めています。
ツアーなどでは市内や近郊の工場見学をコースに入れることも珍しくないほど、名古屋のものづくりには定評があります。

■名古屋伝統のものづくりは、是非体験してみよう
名古屋のものづくりのルーツは、徳川家康が名古屋城の築城に合わせ、それまで清州にあった城下町を移住させた「清州越え」から始まったと言われています。
伝統技能として現代に受け継がれている名古屋友禅や名古屋扇子を始め、有松絞りや和凧など名古屋ならではの伝統産業を体験する観光も人気です。

特に名古屋城西側のエリアには、名古屋友禅と名古屋扇子の工房や、城下町の町並みが残る街道など、歴史を感じることが出来る場所が集まっています。
このエリアも、ものづくり体験やお土産の購入など色々な楽しみ方が出来る人気の観光スポットです。