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今までイノベーションにより社会や市場が変化し、企業も利益をあげるチャンスがありイノベーションはとっても良いものだと考えられます。
マネー資本主義を中心とした経済では、イノベーションは成長し続けることが前提に考えられている経済ではとっても重要なことです。
しかしイノベーションはメリットばかりではありません。
アメリカでもそのような事例が確認されています。
イノベーションのジレンマもデメリットの一部に焦点を当てた考え方です。
イノベーションが起こると前述したように企業の成長や利益に繋がる一方、既存の市場や企業が衰退したりします。
アメリカでは既にあったデトロイトなどの製造業が衰退しました。
その代わりにフロリダ州やシリコンバレーはIT産業は成長しました。
イノベーションにより既存の市場や企業が衰退する理由は、顧客が求める製品やサービスの価値が変化することにあります。
イノベーションが起こる以前に上位にあった市場が、破壊的イノベーションにより顧客が新しい市場に移ることで市場自体が逆転します。
そして今までの企業の立場も逆転し、リストラや企業買収などが起こります。
これが成長するための必要プロセスだといえばそれまでなのですが、イノベーションは成長と衰退が同時に起きていることを理解して欲しいです。
またこの競争に一旦参加すると、この競争から降りることができなくなることも大きなデメリットです。
消費者も頻繁に革新的な商品やサービスを消費し続けるのにも限界があります。
最近は里山資本主義などマネー資本主義に対してのアンチテーゼ的な考えにも注目が集まり始めています。
イノベーションの負の面も理解しておくべきでしょう。