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一口に情緒不安定といっても、その言葉から受け取る印象は人それぞれ異なることでしょう。
又、当の本人や周りは気づいていないが実は情緒不安定の症状が出ている等、
身近に良く聞く言葉ではありますが、はっきりとした定義はよくわからないという人は少なくないと思います。
ここでは情緒不安定の意味や症状について改めて確認しましょう。
■情緒不安定の意味
情緒不安定の「情緒」とは広辞苑によれば、「感情経験の一種。また、その際の精神状態」であり、
感情の種類としては「喜び」「悲しみ」「怒り」「恐れ」等普段自然とわき起こるものです。
その感情の振れ幅が自分の思いも寄らない程大きくなり、不安定な状態になる事が情緒不安定です。
感情表現が豊かである人と似ていますが、情緒不安定の場合は、自己抑制が出来ず
周囲をも巻き込んで日常生活を困難なものにしてしまうのが、大きな特徴となります。
■具体的な症状
例えば普段穏やかだった人が、急に些細な事に対して大きな声で怒鳴ったり、そうかと思えば、
急に妙なハイテンションで周りの人が引いてしまう位に浮ついた状態になることもあります。
そうした感情の起伏が激しい状態が何日も続くと周囲との関係がぎくしゃくして、
更に感情が不安定になるという悪循環なケースも考えられます。
さらに症状が進むと何気なく他人と会話をしていても、突然気持が落ち着かなくなり、
しまいにはその場に居るのが耐えられなくなったり、学校や会社へ向かう電車に乗る事が苦痛になる等、
日常生活にまで影響を及ぼす事も考えられるのです。