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痛風の痛みは関節の炎症による痛みです。そして痛風とよく似た症状で偽痛風という病気があります。
別名仮性痛風とも呼ばれます。その名の通り痛風の症状とよく似ており、
痛風と間違えられやすい病気ですが発生のメカニズムは全く違うので理解しておく必要があります。
●偽痛風とは
偽痛風とは尿酸が原因で関節炎を起こすのではなく、ピロリン酸カルシウムの血症が関節にたまり炎症を起こすのです。関節液を調べると容易に判別がつきます。偽痛風では足の親指に症状があらわれることはほとんどありません。膝関節に症状が一番あらわれやすく、手首、足首などの大きな関節に限られてあらわれます。患者は高齢者が多く、痛風と違い男女差はありません。また痛風とは違い、原因がわからずこの食事を気をつけなさいなどの予防策がないのも特徴です。
●偽痛風の症状とは
関節の腫れ、痛み、発熱、発赤など痛風と酷似していますが、大きな関節にしかあらわれず、痛みも痛風ほどではないと言われています。しかし根本的な治療方法がないため何度でも症状があらわれます。症状が強い場合は関節鏡で関節内を洗浄する方法や人工関節置換術を行う場合もあります。
●他にも痛風と間違えられやすい病気がある
偽痛風だけでなく、関節リウマチや変形性関節症、外反母趾、爪周囲炎、化膿性関節炎などがあります。自己判断ではわからない場合がほとんどです。いずれにせよ、気になる症状がある場合は早めに病院に行き適切な診察を受けることが先決です。