もはや一定の世代の贅沢病ではなく、現代病になりつつある誰もが成り得る痛風。
その原因はさまざまありしっかり予防していくことが大切です。
日常生活から食事までしっかり自己管理をしないと恐ろしい激痛がある日突然襲ってくるのです。

●痛風の原因は一体なに？
痛風は簡単に言うと、尿酸値が高くなって関節炎を引き起こす症状です。痛風の元凶は尿酸なのです。ではその尿酸とはなにか。実は尿酸はプリン体の燃えカスなのです。尿酸はもともと体の中にあるものではなく、プリン体が分解されて作られるものなのです。プリン体は8割ほどが体の中で作られ、食べ物から摂取する量は2割しかありません。そして8割が腎臓から、残り2割が汗から排出されます。ある一定以上の尿酸が生成されると排出が追いつかず体の中に溜まってしまい痛風になってしまうのです。

●食事などの予防法
痛風には1次性（原発性）と2次性（続発性）のものがあります。痛風になる人の9割以上が1次性になります。そして1次性の痛風は原因が不明なのです。2次性のものは原因が特定できるのでその原因を取り除くことで解決しますが、1次性は生活スタイルを改めることが唯一の解決策なのです。肥満や栄養過多の食事を見直し、適度な運動を心がけることが重要です。しかし無酸素運動などの激しい運動は尿酸値を上げる原因になりますので注意が必要です。尿酸値をあげてしまう原因になるストレスを溜めないなどの危険因子を一つ一つ取り除くことが大切なのです。

食事は高脂肪高カロリーのものは尿酸値をあげる原因になります。またアルコールは尿酸値を上げるだけでなく尿酸の排出を抑制させる働きもあるので摂取を控えることが大切です。乱れた食生活や運動不足による肥満の解消が痛風の改善がすべての基本になるのです。