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観光、というとどうしてアクティブに動くのは昼間に偏りがちではないでしょうか?
朝から歩き回って、面白いもの、珍しいものを見て、そこでしかできない体験をし、
美味しいものを食べたらあとはホテルや旅館に帰って、お風呂に浸かる。
「明日はどこに行こうか」なんて話をしていたら、眠くなってしまって
「おやすみなさい」というパターンが多いですよね。
でも、桜の季節と、紅葉の季節、そして夜風が心地いい夏の季節に京都へ訪れたのなら、
ぐっすり眠ってしまう前に観て頂きたいものがあります。
【控えめな照明に浮き上がる幻想的な清水寺】
通常の拝観時間を終えてから、日没後に再び開聞される夜間特別拝観というのが、
清水寺では毎年三回、数日間から10数日間行われます。
これはその年によって期間も時間も違いますので、訪れる人は必ず事前にチェックしてください。
大体ではありますが、拝観を受け付けてくれる時間は三時間ほど。短い期間、短い時間ではありますが、
あえてこの夜間特別拝観がある時期を狙って旅行に来る人もいるほど、魅力的な夜の清水寺の姿を見ることができます。
【京都の街に差す、一筋の青い光】
本堂、清水の舞台を照らす柔らかな光は、清水寺を囲む満開の桜や、
紅葉を昼間の太陽とは違った見せ方で、人々の目を楽しませます。
また、街の方へと一筋伸びる神秘的な青い照明は、清水寺のご本尊でもある観音さまの慈悲の心を現したものだそうです。
高台から望む夜の京都も見事な夜景ですので、この期間に京都へ行くのであれば、
宿に帰って寝てしまう前に、ぜひ行ってみてください。