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ボーナスと言えば、多くの業界・企業で夏と冬の年2回の支給となっています。
公務員も夏は6月30日、冬は12月10日と決まっており、ボーナスの支給時期は、
ほぼ全国的に慣例化されている状態です。
そもそも法律で支給が義務付けられているわけではないボーナスなのに、
なぜ大半の企業が夏と冬に支給しているのでしょうか。
夏と冬以外に支給している会社や、その支給日にも特徴がある企業が無いか見てみましょう。
■ボーナスは、夏・冬2回の支給が日本人のライフスタイルに合っている?
ボーナスの支給時期において、敢えて夏や冬を外して春や秋に支給するという会社は多くないようです。
中には年1回、年末のみの支給という企業もあれば、夏と冬以外にも年2回の決算賞与を支給し、
計4回のボーナスが貰えるという、何とも羨ましい会社もあります。
また、決算賞与の支給を年1回にしている会社もあり、その場合は春先に支給されることが多いようです。
そもそもボーナスの起源を辿ってみると、江戸時代に商人が奉公人に配る「仕着」という習慣がその由来だと言います。
これは、大店の主人などが時候に合わせて奉公人に着物を与える習慣であり、
それがお盆と年末の時期だったことから来ていると言われています。
従業員に賞与という名目で一時金を支払ったのは明治の頃からと言われています。
一年の中で、特に夏と冬に出費が多くなるという日本人のライフスタイルに合わせた
生活保障的な意味合いを含むこともあり、夏と冬の年2回の支給が根付いたことになります。
■夏のボーナスだけは支給日がバラバラ
冬のボーナスといえば、ほぼ12月の年の瀬に支給されることが殆どでしょう。
しかし、夏のボーナスというと、公務員のように6月に支給される職場もあれば、
8月に支給されるところまで、およそ3ヶ月程の中でまちまちとなっています。
冬については、お正月に備えるという意味でも時期的な理由が利回できますが、
夏のボーナスに関しては、帰省や行楽などで何かと物要りになるお盆前に支給してほしいものです。