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セロトニンは脳内物質と呼ばれ、一見腸とは無関係に思われるかも知れません。
しかし最近は、脳と腸には密接な関係がある事がわかっており、
さらにそれにはセロトニンが深く関わっている事も報告されています。
では一体、セロトニンと腸にはどのような関係があるのでしょうか。
■「腸は第2の脳」
人間の体にある内蔵機能は脳に支配され活動していますが、実は腸だけは脳から独立し、脳の
指令がなくても単独で働く事が出来る唯一の臓器と言われています。
そしてさらに近年、アメリカの神経生理学者の研究から、脳内物質の一つであるセロトニンの
95%以上が、実は腸内で生成されている事がわかってきたのです。
つまり腸は、人間の感情を平穏に保ち、ストレスを軽減するセロトニンを生み出す主たる臓器
であると判明したのです。
■「脳腸相関」
例えば、大事な会議で報告をしなければいけない時や、大勢の人前に出る時などに緊張からお
腹を壊した経験はありませんか。
これは「脳腸相関」と呼ばれ、脳がストレスを受ける事で腸にも影響を及ぼす事を言います。
脳と腸は自律神経で繋がっているため、このような事が起こると考えられています。
また逆に、お腹をずっと壊している状態が続くと、精神的に参ってしまったり落ち込み気味に
なるといったケースも、この「脳腸相関」が関係しています。
下痢や便秘といった不調を腸が抱えていると、腸内で作られるセロトニンの量が減るだけでは
なく、脳内で生成されるセロトニンにも影響が及んでしまう可能性があるのです。