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手にできたこぶのようなものがどんどん大きくなり、手のしびれや痛みがでるようになりました。
こんな時、整形外科を受診すると、大抵「ガングリオンですね。」といわれます。


その場合、どんな治療を受けることになるのでしょうか?

酷い痛みやしびれ、運動障害などの強い自覚症状がなければ、経過観察で構いません。
ガングリオンは良性の腫瘤ですので、そこにあるだけでは悪さはしないのです。
徐々に大きくなったり、できた場所がたまたま運悪く神経や血管の側だったりするとそれらを圧迫して症状が出ます。
そのような場合は、まず腫瘤の内容物であるゼリー状の物質を、針を刺して吸引して取り出します。
それだけでもガングリオンはほとんど消えるか目に見えて小さくなり、かなり症状は軽くなるはずです。

またガングリオンに圧をかけて潰す方法もあります。
これらの方法では一時的にガングリオンは小さくなりますが、
ガングリオンの元となる袋状の部分は残ったままなので、じきにまた徐々に中身がたまり、
同じ症状が出現することがほとんどです。
吸引も痛みを伴うので、何度も繰り返すような場合は袋状の部分を手術で摘出します。
ガングリオンの一部を残してしまうとまた再発しますし、神経や腱など重要な部位の近くを手術操作で触るので、
慣れた医師に手術を依頼するのが望ましいです。

最近では、『低出力半導体レーザー治療』という治療もできるようになってきています。
週3~4回、1~2か月の治療で綺麗に良くなるケースもあるようです。

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