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あなたは「ガングリオン」という言葉を聞いたことがありますか?
「ガングリオン」とは、手や手首にできるぐりぐりとした腫瘤(丸い形のできもの)のことをいいます。


腫瘤の中身はゼリーのような柔らかい液体です。

女性に多く、発症率は男性の3倍とも言われていますが、なぜ女性に多いのかはわかっていません。
好発部位は手首や手の甲側の腱に沿った部分です。
だからといって、手を使う職業の方に多く発症するわけでもないようです。

「ガングリオン」自体には症状はありません。
手で触るとコロコロした丸いものを触れることができますが、触っても痛みがあるわけではありません。
「ガングリオン」が大きくなったり、できた場所が悪かったりすると神経や血管を圧迫して、
痛みやしびれ、運動障害の原因となることもあります。
診断は、ぐりぐりとした腫瘤の中に針を刺して、ゼリー状の物質を吸引することで確定します。
治療をしなくても、自然になくなることも多いようです。

徐々に大きくなったり、最初はなかった痛みや違和感が出てくるようなら、
腫瘤に針を刺して中身のゼリー状物質を吸い出します。
大抵は何度か吸引すれば小さくなってなくなりますが、
何度やってもすぐ大きくなるようなら手術で腫瘤を摘出します。

圧力を加えて腫瘤を押し潰すという治療もありますが、
無理に行うと神経を傷つけたりする可能性もありますので、
決して自分では行わないようにお願いします。

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