IPアドレスという言葉を聞いた事はありますか？
「パソコンをインターネットにつなぐ時、見た事があるような気がするかな」
という人がほとんどなのではないでしょうか。

しかし、IPアドレスはわたしたちがインターネットを使う上で欠かすことのできない重要なものなのです。
ここでは、IPとは何か？IPアドレスにはどんな役割があるのか？を解説します。

■IPアドレスとは？
IPアドレスの「IP」は「Internet Protocol」の略です。
IPアドレスは「Internet Protocol　Address」、直訳すると
「インターネット上で情報をやりとりするとき、送受信先を決めるときの約束事」という意味になります。
わたしたちが誰かに電話をかける時、電話をかける相手を電話番号で指定します。
これと同じように、インターネット上で通信をするとき、
通信をする相手（機器）を指定するときに、IPアドレスが使われるのです。

■IPアドレスの姿
現在インターネット上で使われているIPアドレスは、「IPv4アドレス」「IPv6アドレス」の2種類です。
主に使われているのは「IPv4アドレス」ですが、徐々にIPv6アドレスも使われる場面が広がりを見せています。
IPv4アドレスは32桁の2進数で構成されています。
例えば「11000000101010000000000000000001」といった感じです。
しかし、これでは長い上に見づらく覚えにくいですね。
そのため、一般にはこの32桁を「11000000 10101000 00000000 00000001」と8桁に区切り、
それぞれのブロックを10進数に変換し、ドットでつないで表示します。
つまり、先ほどの数字は「192.168.0.1」と書き表す事ができるわけです。
ぐっと読みやすくなりましたね。この表示のしかたを「ドットアドレス表示」と呼びます。