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「円安」又は「円高」という時の基本的な考え方です。
「円安」又は「円高」という時は他国の通貨と比較しての表現であり
視点を変えて考えて見る事がポイントです。
つまり自国通貨が高くなるという事は
その対象となる他国から見た自国の通貨は安くなっているという事です。
以下2つに分けて説明します。
又「円高」については「円安と全く逆」と考えて殆ど所問題ありません。
1・言葉の意味
2・事例
「1・言葉の意味」
「円安」について説明すると
円という日本の通貨が、ドルやユーロ又は元(ゲン)等の<他の国の通貨に対して>
「弱くなる」又は単純に「安くなる」事を意味します。
「円安になった」と言う時は<他の国の通貨に対して>比較して言っています。
ドルに対して「円安」であるならばそれは「ドル高」と同じ意味です。
「2・事例」
今1$=100円とします。
1$で100円のモノが買えるという意味です。
それが明日になると1$=120円になったとします。
1$で120円のモノが買えるという意味です。
1$で買える日本のモノが100円から120円になった。
これが「ドル高」=「円安」です。
アメリカ人がドルを持って日本にやって来て1$出してモノを買う場面を想像したら良いでしょう。
1$で100円のモノしか買えなかったモノが
同じ1$で120円のモノが買えるようになったという事です。
今100円=1$と逆に考えてみます。(今度は円を基準にして考えます)
それが上記の例だと100円=90.9セントになった事になります
日本人が円を持ってアメリカに行って買い物をする場面を想像すると
100円で1$のモノが買えていたのが今度は同じ100円で90.9セントの買い物しか出来ません。
これが「円安」=「ドル高」です。上記2例は全く同じ事を言っています。