パソコンを使っていて一番怖いのが、ある日突然データが消えてしまうことです。

ソフトの不具合が原因の場合もあれば、パソコンそのものの故障の場合もあります。

万一のために、Thunderbirdのバックアップをとっておきましょう。

バックアップさえあれば、もとのメールや、さらには設定まで、すべて元通りに復元できます。

■Thunderbirdバックアップの仕組み

Thunderbirdでは、メールや設定などは、すべて「プロファイル」とよばれるフォルダに保存しています。これにより、このプロファイルさえバックアップしておけば、すべて元通りに復元することができるのです。

プロファイルが置かれている場所は、OSによって違います：

・Windows Vista、Windows 7、Windows8の場合
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\

・Windows XP、Windows 2000の場合
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Thunderbird\Profiles\

・Mac OS Xの場合
~/Library/Thunderbird/Profiles/

・Linuxの場合
~/.thunderbird/

■バックアップの手順

１、Thunderbirdを終了します。

２、プロファイルが入っているフォルダを開きます。

３、その中にある、名前が「.default」で終わっているフォルダがプロファイルです。これを安全な場所にコピーします。

■バックアップから復元する手順

１、Thunderbirdを終了します。（必要なら再インストールします）

２、プロファイルが入っているフォルダを開きます。

３、そこにすでにあるプロファイル（「.default」で終わっている名前のフォルダ）を削除します。

４、代わりに、バックアップしておいたプロファイルをそこにコピーします。

５、Thunderbirdを起動して、復元されていることを確認します。