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サグラダファミリアはガウディが設計した
未完成の建築物として有名ですが、
最初からガウディが設計した物ではありません。


最初は1882年にフランシスコ・ビリャールが民間のカトリック団体である
”サン・ホセ協会”の依頼で無償で設計を始めました。
しかし、翌年には意見が対立しビリャールは辞任してしまいます。
そこで、その時はまだ無名だったガウディが2代目の建築家としてその仕事を引き継ぐ事になりました。
ガウディは設計を初めから練り直し、その一生をサグダラファミリアの建設に捧げる事となります。

ガウディは詳細な設計図を残しませんでした。
彼はサグダラファミリアの構造をを大型模型やひもやおもりを使って検討したと言われています。
このひもやおもりを使って検討した“逆さ吊り模型”の模造品は、
サグラダファミリアにある小さな博物館の中に展示されています。

ガウディが作ったとされる模型は1936年から1939年のスペインの内戦によってほとんどが消失、
またガウディの弟子達が作った資料もほとんどが消失しました。

ガウディの死後、これらの資料の消失からガウディがデザインした通りの
サグダラファミリアを建設する事は不可能になったとの意見から、
建築を中止する意見も出ましたが、残された資料や職人による伝承を元に現在も建築が進んでいます。

サグラダファミリアの建築は、建築開始当初からすべて個人の寄付によって建築される
”贖罪協会”として計画されたので、現在も建築費はサグラダファミリアの入場料等で支えられています。
以前は完成まで300年はかかるとされていましたが、現在ではスペイン経済の成長や入場料収入の増加により、
公式発表ではガウディ没後100周年目の2026年に完成するとされています。

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