コンプライアンス遵守、違反をしない、などと言うのは簡単ですが、具現化することは容易ではありません。
しかしながら、社会においては今プライス遵守は必須とされ、昨今、益々重要視されてきています。
最後にコンプライアンスをどう生かせばよいのかを考えてみます。

■ コンプライアンスの実現
コンプライアンス遵守を実現化するためには、個々人、そして部署など組織間、さ
らに役職別など各々の置かれている位置によって必要な規律を守ることがまずは必要です。
みんなが強い意志で、コンプライアンスを守ろうと思える気持ちが大切です。

社会の中では法的な規制がありますが、企業においては法的な規制よりも、
企業それぞれで定めたルール、一般に社則などと呼ばれるものが存在します。
それらを遵守しなくても法的に罰せられるという類のものではありませんが、
全社員がそれらを遵守することにより健全な企業活動ができて、
その結果、コンプライアンス遵守、収益増加、というサイクルになります。
コンプライアンス実現が企業に収益をもたらすと言っても言い過ぎではありません。

■コンプライアンスプログラムの例
企業におけるコンプライアンス遵守にのっとった社則を一例をあげてみてみます。

反社会的勢力の回避：
企業そのもの、そして、取引先や協力関係会社においても
反社会的勢力をもつ団体グループとなりうる団体とは関わらないようにすること。

取引先や協力関係会社との関係：
取引の公正さを保ち、不当な取引を避け、互いに誠意をもって対応すること。

基本的人権の尊重：
民族性、国籍など人種差別をしない、さらに性差、年齢差、地位格差などに基づく嫌がらせをしないこと。

・情報管理の徹底：
社内の顧客情報、個々人の情報など個人情報にはじまり、
企業の機密漏えいを防ぐため、情報と名のつくものの管理および管理者教育を徹底すること。

これらは一例ですが、企業によって検討されつくしたルールが存在します。