長野県の山梨県の境にある八ヶ岳は、
首都圏や中京からのアクセスが良いスポットのため、
日帰りの観光にも人気が高い場所です。

そのため、観光客を楽しませるアクティビティも豊富で、
大自然の中を遊びつくす楽しいスポットが目白押しです。

■地元の触れ合いが魅力的な八ヶ岳マルシェ

高原野菜や牛乳、チーズなどの乳製品の生産が盛んな八ヶ岳では、
近年地元生産者による「マルシェ」の開催で注目を集めています。
マルシェとは、フランス語で”市場”を意味し、生産者の顔もわからずに買うのではなく、
作り手の顔や人柄を確かめながら購入できるスタイルのことです。
パリをはじめとするヨーロッパでは一般的に開催されているもので、日本にも広がりを見せています。
八ヶ岳では盛んにマルシェが開催されており、地元の方が育てた野菜やクラフト作品を購入できます。
私が体験した八ヶ岳のマルシェは、駅前の広場で行われた小さなイベントでしたが、
観光客でもふらりと立ち寄れる気軽さが魅力的でした。
会場には、名産の高原レタスを景品にした輪投げゲームがあり、
地元の方と触れ合いながら、楽しくお買い物できました。
手作りの美味しいケーキや採れたての野菜、そして名産のそば粉を格安で購入し、
良いお土産となりました。お土産屋さんとは一味違ったものを買えるところも八ヶ岳マルシェの魅力です。
マルシェは朝早くから開催されることがほとんどなので、八ヶ岳に宿泊した翌日のマルシェがねらい目です。
土日祝日を中心に各地で開かれているので、スケジュールをあらかじめチェックしておきましょう。

■大人も子供も楽しめるアクティビティ体験

八ヶ岳は、大自然を生かしたアクティビティ体験が豊富にあり、
体験できないアクティビティはないと言っても過言ではありません。
山ならではの遊びを生かしたトレッキング、クライミング、川や湖のラフティング、カヤック、
そして空の旅が楽しめるパラグライダー、気球、ハングライダーなど、
魅力的なアクティビティばかりなので、選ぶのが迷ってしまいます。
体力や運動神経がない私は、以前から気になっていたセグウェイに初めて乗りました。
初心者の方向けに、しっかりとレクチャーしてから走行するので、
無事にセグウェイを乗りこなすことができました。
思っていたよりバランスを取ることが難しく、
うまく乗りこなせるようになった時は嬉しくて童心にかえりました。
それから、八ヶ岳の大自然の中で行う朝ヨガ体験も興味がありました。
残念ながら旅行の日は朝ヨガを開催していない日だったので参加できなかったのですが、
空気が美味しい八ヶ岳なら、心も体もリフレッシュ間違いありません。
ただし、標高が高いので朝の時間帯は冷え込むので、夏の時期に参加した方が気持ちが良さそうです。
そのほか、農業体験や自然体験もあり、1度ではやり尽せないので、
八ヶ岳はもう一度行きたいと思わせてくれる場所です。
リピーターが多い観光地であることも納得です。
人気のアクティビティを確実に行いたい方は、事前予約をした方が良いのですが、
当日予約でもOKなメニューも多いので、時間や天候に合わせて現地で決めても遅くはありません。
実際に体感することで、旅の良い思い出を色濃く残すことができます。

■晴れた日は体験したい星空散策　

天空の楽園とも呼ばれる八ヶ岳は、標高が高く空に近い場所です。
さらに、山に囲まれていた土地なので、日が暮れるとあたり一面は真っ暗になります。
余計な灯りがないので、天体観測に最適な場所として、国立天文台宇宙電波観測所も八ヶ岳に設置されています。
澄んだ空気の中で見る星空は非常にロマンティックなので、
晴れた日なら星空の下を散策体験されることをおすすめします。
私が行った時には、生憎の曇り空で予定していたホテル主催の星空ピクニックの散策が、
残念ながら中止となってしまいました。
本来ならば星空がキレイに見える地点まで歩いて、
星空の下で寝ころんで天然のプラネタリウムを体験するはずでした。
ところが、ホテルの屋外でたき火をしながら夜空を眺めていると天候が少し回復し、
雲の隙間からほんの少しでしたが星が煌めくのを確認できました。
満天の星空とまではいきませんでしたが、八ヶ岳で見る静かな夜の星空は、
なんだかとても神秘的な時間でした。天気が良ければ、さらなる感動をしたはずです。
夜になると冷え込むので防寒対策は必須ですが、ずっと外にいたくなるほど素敵な場所です。
八ヶ岳の星空は、リベンジの意味でももう一度見に行きたいです。