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WindowsのようなOSは、
ファイルに付けられた拡張子によって、
そのファイルを開くアプリケーションを判別しています。


そのため、拡張子を誤って編集してしまうと正しいアプリケーションが識別できなくなってしまい、
ダブルクリックではファイルが開けなくなります。
このようはことから「編集してはいけない」と思われがちな拡張子ですが、
拡張子をあえて編集するケースも存在します。

■Webページを作成する場合

WebページはHTMLと呼ばれる文字の記述によって作られます。
つまり、メモ帳のような文字を入力できるテキストエディタを起動し、
その中にWebページの内容を文字で記述します。
ですが、このまま保存してしまうと、ファイルには.txtというテキストデータを表す拡張子が付けられてしまい、
このファイルをダブルクリックするとテキストエディタで記述したままの文字が表示されます。
そこで、拡張子を.htmlもしくは.htmに変更します。
この二つの拡張子は共にWebページ(HTMLファイル)を表す拡張子で、
多くの場合Webページを開くためのブラウザで表示されます。
ブラウザは中に書かれている文字をHTMLとして解釈し、
命令に従った形でビジュアル化してWebページとして表示してくれます。

■セキュリティ機能を回避する場合

メールの添付ファイルやクラウド型のストレージサービスなどでは、
ウィルス対策として特定の拡張子のファイルのアップロードを禁止している場合があります。
代表的な拡張子としては、.exeや.comなどがあります。
このようなセキュリティ機能を回避するために、本来の拡張子の後ろへ、
ダミーの拡張子を新たに付け加えることがあります。
例えば、もともと.exeだったものを.exe.txtのように編集します。
そうすることで、システムは.txtが拡張子であると認識し、
このようなセキュリティ機能を回避できる場合があります。
この手法によってアップロードされたファイルを使用する場合は、
ダウンロード後にダミーの拡張子を逆に取り除いて使用します。
ただしこの手段では、本来安全を確保する目的で導入されている
セキュリティ機能を潜り抜けることになってしまうため、使用する際には十分な注意が必要です。

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