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さて、偏差値の仕組みについては理解して頂けたと思います。ここで話を変えます。
高校受験が終わって高校生になり、いよいよ大学受験を目指すときに、
偏差値に違和感を感じる生徒も少なくないと思います。今回は、その話をしようと思います。


■高校の偏差値と大学の偏差値の基準の違い

偏差値60程度の高校に、偏差値60程度で入った生徒がいるとします。
すると、そのままの成績をキープしたまま大学受験に臨んだ時に、
偏差値60の大学はかなりレベル的に厳しいのです。
それは、高校受験と大学受験の受験者のレベルの違いにあります。

高校受験に関しては、今現在では97%の生徒が高校に進学します。
そのレベルの中での偏差値です。
成績が高い生徒もいれば、低い生徒もいるのです。レベルもそれなりに抑えられます。

一方大学受験の場合、50%の生徒に留まります。しかも、大学受験を目指しているので、
しっかりと受験して臨んでいる進学校の生徒が殆どです。もちろんレベルも上がります。
高校受験と大学受験の同じ偏差値でも、受験者のレベルにより全然違うものになるのです。

一般的には、高校受験時の偏差値と大学受験時の偏差値は、
10ぐらい大学受験の偏差値の方が低い、と言われています。
つまり高校受験時に偏差値60だった場合、大学受験に換算すると偏差値50程度になる、ということです。

しかしこれはあくまで一般論。その生徒の高校生活での頑張り次第で、良くも悪くもなっていくのです。

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