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「偏差値とは」ということで、偏差値とは平均点との差である、という話をしました。
それでは実際にどのようにして偏差値が出されているか、ということについて話をしようと思います。
だからといって偏差値を自分で計算できるようになりましょう、という意味ではありません。


偏差値そのものを理解し、うまく偏差値と付き合っていくようになれれば幸いです。
偏差値は、以下のような式で算出されます。

「偏差値=(得点-平均点)÷標準偏差×10+50」

この中で聞きなれない言葉が、「標準偏差」でしょう。
「標準偏差=分散の正の平方根」という定義がありますが、知る必要もありません。
簡単に言えば、「ばらつき」を表すものです。

同じ平均点が50点のテストでも、

①全員の点数が50点
②0点、10点、20点…100点の点数が1人ずついる

上の2つのどちらも平均点は同じ「50点」になります。
これは極端な例ですが、テスト受験者にはもちろん、平均点より下回る点数の生徒も
いれば、平均点を大幅に上回る点数の生徒もいます。
もちろんテストによってもその「ばらつき」は違ってきます。
それらを統計学的に調整したものが「標準偏差」なのです。 

というわけで偏差値とは、全員の成績が分からないと算出できません。

ただ、テスト問題の難易度・テスト受験の参加人数に左右されることなく、
自分の学力を客観的に見ることが出来るものであるといえます。
「受験は自分との戦い」ですが、最終的には、「他の受験生との戦い」なのですね。

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