スポンサードリンク

受験において、「偏差値」という言葉をよく耳にします。
「偏差値が足りない」「偏差値が上がった」など、
受験シーズンになると受験生にはなくてはならない数字となっています。


しかし、『偏差値とは…』と聞かれて、答えられない受験生、そして保護者の方も多いはずです。
そこで今回は、偏差値についての話をしようと思います。

■点数が上がった=成績が上がった ではない?!

ここで,A君の数学の実力テストの例を出します。

第1回実力テスト:80点
第2回実力テスト:60点

この点数だけ見た保護者の方は、A君を怒るかもしれませんね。
しかし、平均点が次のような点数であればどうでしょう。

第1回実力テスト:80点 平均点:85点
第2回実力テスト:60点 平均点:50点

つまり、1回目のA君は「平均点より低かった」、
2回目のA君は「平均点より高かった」ことになります。

言い換えると、

1回目の実力テストでは、平均点が高い簡単なテストにも関わらず、80点しか取れなかった
2回目の実力テストでは、平均点が低かった難しいテストにも関わらず、60点も取れた

ことになりますね。

ですので「2回目の方が頑張った」ことになるのではないでしょうか。
もちろん、100点満点のテストであれば100点に近づける、ということが大事です。
しかし、入試であれば相手は「他の受験生」なのです。
そう、この「他の受験生」を意識した考え方が、「偏差値」というものなのです。

偏差値とは50を平均点として、それより上か下かを分かりやすく示した数字です。
つまりA君の例でいくと、

1回目の実力テストは偏差値が50を下回る
1回目の実力テストは偏差値が50を下回る

ということになります。保護者の方も、お子様の点数(素点)だけで判断するのではなく、
平均点も意識してみると、また成績に対する考え方が変わってくると思います。

スポンサードリンク

コメント

このページの先頭へ