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中年期以降に気を付けたい病気。
フェレット特有の病気の前触れ!
フェレットは輸入されてくる前にほとんどといっていいい確率で去勢・避妊手術を終えてきています。
というのも、これをしないと匂いがひどくて飼育なんて無理だよ!って方もいますが、
やはり愛玩動物とはいえ、外来種。
日本で無計画に繁殖されて増えて野生に離されてしまうと生態系のバランスが崩れてしまう恐れがあるため、
初めから増やせないように輸入されてきます。
そのせいで100%とは言えませんが高確率でかかってしまう病気がフェレットにはあります。
副腎腫瘍やインスリノーマが高確率で発生します。
雌の場合ですと、頭部から胸部までがつるつるに禿る。
尾部から胸部までつるつるに禿るなど、視覚的にも症状が出やすいので比較的気が付きやすい病気。
副腎という部分より、去勢・避妊手術をしてしまった後も性ホルモンを生成し続けるために、
臓器への負担が大きくなり腫瘍化してしまうという理屈らしいのですが、
言えば人間でいうガンに等しいものです。
こちらは手術を行えばよくなる可能性が非常に高いのですが。専門医の少なさと、
副腎の近くには大きな静脈がありあまり大きくなってしまったものは手術することが難しい。
個体の小ささから麻酔をかけて気管への挿入だけでも、リスクが大きく。
手術に耐えられるか、耐えられたとして後遺症が残らないとも限らないハイリスクな治療方法になります。
それ以外ですと、完治とはいきませんが一種の延命ともいえる、
ホルモン充填治療として注射にて1か月に1回通院する必要性があります。