[コンプライアンスの基礎知識]TOPへ
スポンサードリンク
コンプライアンスは守る為にあるものですが、
それが故に遵守しないという事象も生じることがあり、
それは特に企業において、さまざまな違反事例として枚挙にいとまがなく、あげられています。
ただ、それらは具体的に正確に説明されるものではないことが多く、
企業によって指針が異なることに依存します。
法令に違反する場合は、法に照らし合わせるという判断基準が明確であるため、
当然のことながらコンプライアンス違反として理解しやすい事例となります。
いくつか身近な違反事例をあげて概要を把握し、理解をしましょう。
■オフィス内のコピー機
企業の財産であるコピー機を私用に使うこと。
例えば、私用の書類のコピー、あるいはインターネットで見つけた自分自身に有益なページのコピーなど、
企業の財産を無断で使用し、かつ、コピー費用もかかることから、
企業、そしてそのステークホルダーに対し、損害を及ぼすことになります。
これらの行動が違反であることは明らかです。
ばれなければ何をしても許される、という考えが根底にあると、
コピー機の仕様に限らず、さまざまな違反を生み出してしまいます。
■社員や顧客名簿
自社の社員や保有している顧客の個人情報を無断で公開し、また転売することは明らかに違反事例です。
会社の財産である顧客名簿を持ち出すことは企業、そしてそのステークホルダーに対し、
損害を及ぼすことになりますし、個人情報保護法にも違反します。
■自社株の購入
企業が株価上昇につながる有益な情報を公開する前に、
その情報を知っている社員は自社株を購入することができます。
これはインサイダー取引と呼ばれる事例で、金融商品取引法に基づき禁止される行為の一つです。
法令に沿ってコンプライアンス違反とされる事例となります。
■その他、気を付けること
法的にみてコンプライアンス違反であるという場合以外に、
自分自身が気づかないうちに何かしらの言動でコンプライアンス違反をしているということもあります。
完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、コンプライアンスに関して理解を深めることで、
どのような場合がコンプライアンス違反になるのかを知ることで、
自分自身が違反しないように行動することができるでしょう。