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「このままでは財政破綻だ」「デフォルトするぞ」とメディアではよく騒がれています。

日本がデフォルトするとはどういうことなのでしょうか?

例えば日本の国債がデフォルトすれば日本国債はすべてが0円になります。


個人向け国債などに投資していた方々はその投資分はすべて無価値化します。
また、国債が無価値化すると、国内の貨幣価値の低下とともにハイパーインフレ、さらには銀行預金が高金利となります。

日本がデフォルトする可能性の中でよく指摘されるのは、2013年に1000兆円以上に膨れ上がった借金です。現在、国の年間の税収は50兆円程度です。家庭で例えると年収300万円であれば6000万円の借金がある状態です。普通の家庭なら自己破産。そういう論調も耳にします。
では、なぜ日本はデフォルトしないのでしょうか?

まず、単純に国の借金は国民の借金ではなく政府の借金だからです。
日本国債は100パーセントの日本円建てです。そして、その政府の借金の9割近くを日本の金融機関が支えています。その日本の金融機関にお金を預けているのは日本国民です。つまり先ほどの家庭の例で言えば家庭内でお金を貸し借りしている状況に近いわけです。そもそも、国の借金と家庭の借金では関わる人や内容が全く違います。ときおりメディアで先述したような例をあげて「デフォルトする」との論陣を張る方がいますが、的を得ていないといえるでしょう。

2002年にデフォルトしたアルゼンチンなどは外貨建ても発行しており、半分以上が海外投資家に対するものでした。そのため国全体として大きな借金を抱えていたわけです。

従って現状、この部分において日本がデフォルトする可能性は低いといえます。ただし可能性をゼロと言い切ることもできません。

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