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長くPCを利用していて、動作が遅くなってくると、

デフラグをすることを奨められることも多いが、デフラグとはいったいどういうもので、

何故それが必要になるのかを説明します。


長い期間のPC利用は、PCのハードディスクに記録されたファイルに以下のような変化をもたらします。

まず最初ハードディスクの中にはA、B、Cの3ファイルがあったとしましょう。これはAAAABBBBBBCCといったように示せます。ここで、Aというファイルに上書き更新をしたとします。そうするとAAAAというファイルがAAAと変わりましたが、もともとあったAAAA4文字分からは1文字減り3文字となりました。しかし、出来た空白は詰められず、AAA_BBBBBBCCとなります。次に新たにDというファイルを作ると、空いている空白の箇所から書き込むのでAAADBBBBBBCCDDとなります。ファイルDは2か所に分割されて記録されるのです。

これでわかるようにハードディスクの中のデータいうのは使えば使うほど様々なファイルがあちらこちらに分割されて記録されることとなります。デフラグというのは簡単に言うと、このあちらこちらにファイルが分割されて記録された状態を、元のABCのようなきれいな並びに整理することなのです。

では、なぜこのデフラグが必要になるかというと、PCを利用するときは本体を起動するとき、各種アプリケーションを起動するとき、いつもハードディスクの中で必要なデータを探し出して読み出しているのです。この探し出しや読み出しの際に、データがハードディスクの中にバラバラに分割されて入っているのと、整理されて入っているのとどちらが速く処理できるでしょうか。それはもちろん整理された時です。整理されているときほど、より素早くデータを探し出し、処理できるのでPCは高速になります。

デフラグとは、こういったハードディスク内データの並びの整理のことで、これによるメリットはPCの高速化ということなのです。

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