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若い女性の手や手首など、人から見えるところにできるガングリオン。
大きくなると、明らかにこぶのように目立ちます。
どうして自分だけ、こんなものができるんだろう、と思ったことはないでしょうか?
ガングリオンがどうしてできるのか、はっきりとした原因はまだわかっていません。
若い女性に発症率が高く、男性のおよそ3倍の頻度で発生することは判明していますが、その理由も不明です。
手の甲や手首が好発部位ですが、かといって手をよく使う職業の方に発症率が高いわけでもないようです。
但し、一度できたガングリオンは、手を使いすぎると大きくなりやすくなります。
ガングリオンは、関節包(関節を包む袋)や腱鞘(腱を守る鞘のようなもの)といった、
関節や腱を守るように包んでいる組織から出てきます。
組織の一部が少しずつ伸びて、一つの袋のようになります。
関節や腱がスムーズに動くために存在する滑液が、その袋状の部分に入り込んでゼリーのように濃縮されます。
時間と共に徐々にその内容物がどんどん増えていくことで、ガングリオンもだんだん大きくなっていくのです。
治療としてゼリー状の部分を吸引することは良く行われますが、
中身だけを吸い出しても袋の部分はそのまま残りますので、
時間と共にまたその中にゼリー状の液体が溜まっていきます。
これがガングリオンの再発が多い理由です。
同じ理由で、一度潰したことで消えてなくなったと思ったガングリオンが、また同じ場所にできてくるのです。