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岐阜の名物といえばいろいろありますが、岐阜県民として一番のおすすめは「栗きんとん」ですね。
他県の方から見たら、「栗きんとん」っておせち料理のきんとんの事かしら…と思ってしまう方もいるのではないでしょうか。
「栗きんとん」というのは、素朴で栗そのもののおいしさが味わえる岐阜の名物です。
栗きんとんと言っても、たくさんのお店があります。個人的に一番好きなのは、川上屋さんです。
毎年秋になりますと買いに出かけてしまいます。必ず「栗きんとん」と「くりどら」を買います。
「栗きんとん」が食べたいなと思い衝動的に、栗を買った事があります。
いざ自分で作るぞ!と思い作り始めたものの、途中でなげだしたくなるほど大変な作業でした。
まず40分ほど栗をゆで、熱いうちに中身を取り出して網でこす。
砂糖と塩で調整し、鍋に入れ練るそして一口大の栗きんとんを茶巾絞りで仕上げます。
栗のくりぬき作業に苦戦し、手首は痛いしうまく取れないし…こす作業もまた時間がかかりました。
5時間ほどかけてやっと作りあげた20個ほどの栗きんとん。
食べてみても、いつもの「栗きんとん」とは程遠い「栗のこし固めた物」という始末。
その時から、「栗きんとん」は買う!ことに決めました。
栗の持つ自然な風味と程よい甘さ1個食べるだけで大満足の一品です。
なめらかな舌触りと邪魔にならない栗の粒の絶妙なバランスは、素人では作り出せない職人のわざです。
おみやげやお茶菓子として皆様に喜ばれること間違いなしの岐阜の名物だと自信を持っておすすめします。
たくさんのお店で販売されている栗きんとんですが、店によって味やねっとり感、栗の粒の大きさなど様々です。
岐阜に遊びに来た時に、栗きんとんのお気に入りを見つける食べくらべの旅も楽しいですね。