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さて、今まで解説してきた配偶者控除ですが、実はこの制度の廃止が議論されているのです。

収入の少ない妻にとっては非常にありがたい配偶者控除ですが、この制度がなくなるなんて嫌ですよね。

ほんとうに廃止されてしまうのでしょうか。


■目的は働く女性を増やすため
安倍首相は女性が活躍するためのさまざまな策を打ち出しています。そして、女性の働く意欲をこの配偶者控除が阻害しているのではないかと考えたため、配偶者控除見直しの案が上がっているのです。確かにこの配偶者控除があるせいで「多く働くと損をする」と考え、自身の年収を103万円以下に抑えようとする主婦が多いのは事実です。

■共働き世帯の不満
配偶者控除ができたのは1961年ですが、いまや共働き世帯が専業主婦世帯数を逆転しています。共働き主婦にとっては専業主婦世帯の優遇を不満に思っている人も少なくないようです。

■子どもがいる世帯は?
しかし女性は男性と違い、妊娠や出産などでどうしても働けない時期があります。働けない理由に「育児のため」を挙げている主婦も多くいます。保育園でも待機児童が話題になっていますが、子どもの預け先を確保できず働けずにいる主婦も多くいるのです。このため配偶者控除の廃止は時期尚早だという意見も多くあります。

■時期は未定
いまのところこの配偶者控除の廃止が正式に決定しているわけではないので時期も確定していません。この制度の廃止が確定すればフルタイムで働きに出る主婦が増え、少子化に拍車がかかるのではないかという見方もあります。

みなさんはこの配偶者控除の廃止についてどう思われますか? 個人的な意見としては安心して妊娠や出産、育児に取りかかれるよう廃止にしないでほしいですね。

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