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豊かな自然と澄んだ空気、美しい水に恵まれた飛騨高山には、ここでしか味わえないおいしいものがたくさんあります。

とろけるような味わいの飛騨牛、先人の知恵と真心が細部にまで行き届いた郷土料理の数々、あっさりとした味が後を引く高山ラーメン、そばの産地ならではの薫り高い蕎麦など。

飛騨高山の旅でぜひ押さえておきたいグルメをご紹介いたします。


■飛騨牛を味わい尽くす!

飛騨高山のグルメと言えば、やっぱり飛騨牛は欠かせません。せっかくならば、とことんおいしいお店で味わいたいですよね。飛騨高山でも評判のお店をご紹介いたします。

1.飛騨牛のおいしさの秘密
2.キッチン飛騨
3.吉ぽう
4.飛騨牛料理店鳩屋
5.レストランブルボン

1.飛騨牛のおいしさの秘密
飛騨牛と言えば、きめ細かく網目のような霜降りが特徴で、口の中でとろけるだけでなく、深い肉の味わいが口の中にさわやかに広がるのが特徴です。飛騨牛はもともと、「安福」という名牛の血統から作られていました。「安福」の血統の牛の肉は上質で、当時25万円だった子牛価格を70万円まで引き上げたほどです。この良質な血統と、豊かな自然環境と、生産者の愛情が、飛騨牛のおいしさの秘密と言えるでしょう。また、飛騨地方の牛だからと言って、飛騨牛と名乗れるわけではなく、厳しい基準があるのです。飛騨地方で14か月以上飼育され、AまたはBランクの3~5等級の牛でなければ、「飛騨牛」と名乗ることはできません。飛騨牛には飛騨牛であることを示す証明書を発行しており、5等級のものは「最上級品」4等級のものは「上級品」3等級のものは「標準品」と明記されています。飛騨牛を扱う精肉店や料理店には認定証が発行されていますので、お店選びの基準にするとよいでしょう。

2.キッチン飛騨
創業40年を誇る飛騨牛専門店としては草分け的な存在の店です。メニューは飛騨牛のステーキとセットメニューのみというのは、飛騨牛のおいしさを知り尽くしているからこそだと言えるでしょう。好みの肉質と量に応じて注文ができるオーダーカットメニューがあるのがうれしいですね。

□□体験レポート□□

飛騨高山といえば飛騨牛をおいしくいただきたい!ちょっと贅沢だと思いながらも、ランチにステーキコースをいただきました。かなり有名店なので、11時30分の開店に併せて行きましたが、すでに満席で、20分ほど待ちました。

A3ランクの150gのステーキコースで4500円と、涙が出るようなお値段でした。4人家族で、ステーキコースを一つと、後はビーフストロガノフとハンバーグにしました。
待ちに待ったステーキは、口の中でとろけると思いきや、結構しっかりとした噛みごたえでした。でも、さすがは飛騨牛。しっかりとした肉のうまみが口の中で広がります。これは、高いお金を払う価値ありです。

ビーフストロガノフは柔らかくてほのかなワインの香りが口いっぱいに広がり、とてもおいしいです。ハンバーグも、飛騨牛で作るとこんなにも高級な料理になるのかと思うほど、味わい深いものでした。個人的には、ビーフストロガノフが一番良かったかな、という印象でした。

3.吉ぽう
高山陣屋の庭園を眺めながら食事ができる、純和風のお食事処です。あまり大きなお店ではないので、看板を見逃さないように気を付けてください。飛騨牛の陶板焼きや握り、コロッケ、たたきと飛騨牛尽くしの陣屋殿様御膳が看板メニューです。飛騨牛を使ったカレーやハンバーグ、牛飯といったリーズナブルなメニューも揃っています。

4.飛騨牛料理店鳩屋
明治時代に建てられた風情のある建物は、高山市景観デザイン賞を受賞しています。美しい中庭を愛でながら、親しい人と個室で料理を堪能できます。部屋は二人部屋から60人以上が座れる大広間まで幅広く、どの部屋も落ち着いたお座席になっています。メニューはしゃぶしゃぶ、すき焼き、ステーキの3種類あり、肉質の好みと予算から等級を選ぶことができます。

5.レストランブルボン
創業30年の王道洋風レストランです。明るく落ち着いた店内には、絵画が掛けられ、静かなクラッシックのメロディーが流れています。飛騨牛のステーキがメインのコース料理が主ですが、ハンバーグやビーフシチュー、魚料理もあります。希望すれば、目の前でフランベしてくれます。

■飛騨高山の郷土料理を愛でる!

飛騨高山の郷土料理は、豊かな自然の恵みと先人の知恵が活かされた素朴で温かなぬくもりに溢れています。また、厳しい冬を乗り越えるためにあみだされた、びっくりするような料理もあるのです。

1.飛騨高山の郷土料理とは
2.料亭洲さき
3.京や
4.飛騨季節料理肴

1.飛騨高山の郷土料理とは
飛騨高山は豊かな自然に囲まれ、おいしい野菜や果物、山菜に恵まれています。一方海に面しておらず、魚介類は川魚を食することが多かったようです。また、厳しい冬を乗り越えるために漬物などの保存食の文化も発展しました。朴葉味噌や漬物といった素朴な食文化はそのような自然環境から生まれたものといえるでしょう。飛騨高山地方の料理は、ちょっと驚かされるような独特のものもあります。その代表選手が「漬物のステーキ」と「にたくもじ」。「漬物のステーキ」は、白菜の漬物を焼いて、玉子でとじたものです。「にたくもじ」は漬物の煮物。どちらも、野菜の取れない厳冬期を乗り切るために考え出された飛騨高山地方の文化です。

2.料亭洲さき
創業220年、岐阜県で最も古い歴史を持つ料亭です。高山市有形文化財に指定されている建物は控えめな町屋造りの外観と壮大な吹き抜けが歴史を感じさせてくれます。座敷の個室からは枯山水の美しい庭園を眺めることができます。司馬遼太郎もこの料亭を愛し、「街道をゆく」に登場します。日本料理の正式なお膳立てである本膳料理を伝える数少ない貴重な料亭です。洲さきでは、10時間かけて宗和流本膳を堪能することができます。もちろん、10時間かけて食事をすることはなかなかできることではありません。洲さきでは、宗和流本膳崩しという簡素化した本膳料理を提供しています。また、季節に合わせた会席料理や、昼食用のミニ会席、しゃぶしゃぶやステーキも味わうことができます。

3.京や
古民家を移築して作った風情あるたたずまいのお店です。朴葉味噌や漬物のステーキ、ころいもといった、飛騨高山の郷土料理を単品で注文できるのが魅力です。地酒の品ぞろえも豊富です。また、飛騨牛などこの地方の食材を余すことなく使った定食や御膳も揃っています。

□□体験レポート□□

飛騨高山の郷土料理で地酒を楽しみたいと、やってきました。軒に米俵や酒俵を飾った印象的な建物でした。中に入ると、全席囲炉裏が付いています。お客さんは一杯で、外国の方もちらほらいらっしゃいました。

漬物のステーキと飛騨牛の網焼きを頼み、久寿玉で一杯、という感じでした。
漬物のステーキは鉄板に玉子でとじた白菜の漬物が乗っていました。温かい白菜の漬物?と恐る恐る口にしましたが、しゃきしゃきの白菜の漬物に卵が絡んでなかなかの味です。日本酒が進みます。

飛騨牛の網焼きは、網目のように脂のさしが入った飛騨牛をさっと炙って食べる、贅沢極まりないお料理です。口の中でとろけるとはこのことですね。久寿玉のすっきりした味わいと良く合いました。

4.飛騨郷土料理肴
店主が山で採ってくる山菜やキノコ、川で採ってくる川魚など、素材にこだわった料理を堪能できる店です。手作りの燻製器を使い、こだわって作った岩魚の燻製は絶品です。自然の恵みをよく知っているからこそできる、四季折々のメニューはぜひおいしいお酒と召し上がっていただきたいものです。飲み物のメニューも豊富に揃っています。

■高山ラーメンの魅力に迫る!

高山ラーメンといえばあっさりとした醤油味にちぢれ麺が特徴的です。地元の人が「中華そば」とよぶその味は、シンプルながらも奥深い味わいです。地元に愛される名店をご紹介します。

1.高山ラーメンの特徴
2.やよいそば
3.蔵や
4.豆天狗
5.甚五郎らーめん本店
6.つづみそば

1.高山ラーメンの特徴
・スープ:鶏がらと鰹節の和風醤油味。あっさりとした味わいが特徴。
・麺:細めのちぢれ麺で、麺の量は少ない。
・具:ネギ、チャーシュー、メンマといった、シンプルな具材であることが多い。

2.やよいそば
やよい橋のすぐそばにある、王道の高山ラーメンを提供する店です。地元の野菜と鰹節からとったスープはあっさりとしていて奥深い味です。季節や天候によっても仕込み方を変える、こだわりの強い店です。

3.蔵や
あっさりとしたスープがおいしいラーメン店です。チャーシューが柔らかくておいしいと評判です。飛騨牛の串焼きも売っています。

4.豆天狗
昭和24年創業。高山ラーメンとしては老舗です。2代目の店主はラーメンに対するこだわりと愛情が深く、独学でオリジナルの麺を完成させました。小麦粉のブレンド方法や山から汲んできた湧水を使った麺は絶品です。

5.甚五郎らーめん本店
少し塩辛いスープが高山らしいラーメン店です。地元に愛されている名店で、観光客は少なめです。王道の醤油味に辛めのネギがアクセントになっています。

6.つづみそば
昭和34年創業の店です。豚骨と野菜で取ったスープは少し甘めなのが特徴的です。脂の乗ったチャーシューはトロトロで、チャーシューメンも人気の一品です。

■飛騨蕎麦を堪能する!

そばの産地でもあるの飛騨高山には、数多くの蕎麦屋があります。歴史の古い蕎麦屋から、個性的な新鋭まで、蕎麦好きにはたまらない品揃えです。

1.飛騨蕎麦の特徴
2.飛騨そば小舟
3.ざる蕎麦せと
4.飛騨茶屋寿美久
5.恵比寿本店

1.飛騨蕎麦の特徴
飛騨高山地方は寒暖の差が激しく、澄んだ水に恵まれた、蕎麦栽培に適した土地です。飛騨蕎麦の特徴は少し太めのコシのある麺で、みずみずしい口当たりとさわやかな蕎麦の風味を味わうことができます。

2.飛騨そば小舟
昭和11年創業。現在は3代目が受け継いでいますが、創業以来変わらない味を守り続けています。飛騨高山の山の恵みを堪能できる山菜とろろなめこそばや、飛騨牛がそばのつゆとマッチした飛騨牛そばが有名です。

□□体験レポート□□

高山駅について、お腹が空いていたので入りました。高山らしい、民芸調のお店で、中は広々しています。ちょっと高いと思いましたが、折角なので飛騨牛そばを頼みました。

蕎麦の上に、薄くスライスした飛騨牛が、レアな状態で乗っていました。それだけで、ちょっとテンションが上がりました。まず、レアな状態で飛騨牛を一口。薄いけれど、肉の味はしっかりしています。つゆが少し甘めで、肉と良く合いました。蕎麦は柔らかめでしたがネギがしゃきしゃきとしていておいしかったです。

お店の雰囲気がよく、始まったばかりの飛騨高山の旅への期待が高まりました。

3.ざる蕎麦せと
蕎麦の仕入れから、その蕎麦にあった挽き方まで、とことん蕎麦にこだわった店です。注文の仕方も独特で、4種類の蕎麦の中から好みの蕎麦を選び、薬味を単品で注文するというもの。4種類の蕎麦を少しずつ楽しめ、サラダとデザートが付いたセットもあります。

4.飛騨茶屋寿美久
唐草模様のバイクが目印のお店です。国産蕎麦にこだわり、店の石臼で挽いてそば粉を作ります。朴葉そばや山菜ざる蕎麦など、地元の食材を活かしたメニューが特徴です。蕎麦ぜんざいなど、甘いものがあるのもうれしいですね。

5.恵比寿本店
100年以上続く名店です。坪庭を眺めながら、ゆっくりと蕎麦を楽しむことができる店です。そば粉だけではなく、全ての素材にこだわった蕎麦は太目でしっかりとした味わいです。

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