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白川郷には100棟を超える合掌造りの集落があり、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。

昔のままの田園風景に身を置くと、時間の流れがゆっくりと感じられることでしょう。

合掌造りの建物や昔の生活文化の見学をすることができ、ひで細工やそば打ちの体験もできます。

ここでしか手に入らない手作り雑貨やほっと和むおやつもあります。白川郷で、スローライフを満喫してください。


■白川郷の魅力

白川郷の見どころをまとめてみました。

1.白川郷ってどんなところ?
2.白川郷の歴史
3.白川郷へのアクセス

1.白川郷ってどんなところ?
日本有数の豪雪地帯である岐阜県大野郡白川村にある、大きな三角の茅葺屋根の集落を白川郷と呼び、1995年にユネスコの世界遺産に登録されました。世界中から年間200万人もの人が訪れる観光地ながら、現在も茅葺屋根の下で集落の人々の暮らしは静かに営まれています。日本人の原風景ともいうべき田園風景と自然とともに生きる人々の暮らし、地元の恵みを活かした郷土料理や土産物など、素朴で魅力あふれる場所です。

2.白川郷の歴史
合掌造りの建物は江戸中期から建てられ始め、古いものでは築300年を超します。岐阜県白川村から富山県5箇所地区まで、全盛期には300棟もの合掌造りの建物が建てられました。しかし、ダム建設や時代の流れによる集団離村、火災による消失で昭和36年には190棟に激減してしまいました。この状況に危機感を抱いた萩町集落の住民が保存運動をはじめ、1976年に国の重要伝統的建造物保存地区に選定され、1995年には、ユネスコの世界遺産に登録されました。

3.白川郷へのアクセス
公共交通機関を利用する場合:JR高山駅からバスが出ています。一日12往復、所要時間50分、料金は2470円です。
自動車を利用する場合:距離は45km、所要時間は約40分です。高山ICより東海北陸自動車道を利用し、白川ICで国道156号線に入ります。世界遺産集落保存のため、公共駐車場「村営せせらぎ公園駐車場」(有料:駐車料金の一部は世界遺産保存に利用されます。)をご利用ください。

■合掌造りの集落をじっくり見てみましょう!

情緒豊かな合掌造りの建物は、見学できる施設もたくさんあります。代表的な建物をご紹介します。

1.和田家
2.神田家
3.明善寺郷土館
4.旧遠山民族資料館
5.萩町城跡展望台

1.和田家
白川村に残る合掌造りの家屋としては最大で、築300年の歴史を誇ります。母屋に加え、水路や庭の保存状態も良く、便所や土蔵まで国指定重要文化財に登録されている、白川郷を代表する家屋です。和田家は代々番所役人を務めた村の名家です。
営業時間:9時~17時
入館料:300円

2.神田家
160年の歴史を誇る住宅は、間取りや小屋組みなどの完成度が非常に高いことで知られ、2階は耐震構造の見学もできます。神田家は和田家の分家で、酒造業を営んでいました。
営業時間:9時~16時
入館料:300円

3.明善寺郷土資料館
真宗本覚寺より分派し、約230年前に建立された合掌造りの寺です。回廊となっている庫裡、1階に庇があるのが珍しい鐘楼門、延べ9191人を要し、20年かけて建立した本堂、文政10年に記念樹として植えられた記念樹のイチイが有名です。2階には農具や民具が展示され、昔の暮らしぶりを垣間見ることができます。
営業時間:8時30分~16時
入館料:300円

4.旧遠山家民俗資料館
かつて数十人の大家族が生活を営んでいた大規模な民家は、和田家と並んで白川郷の代表的な建物として国の重要文化財に指定されています。現在は白川郷の衣食住にまつわる資料を展示しています。
営業時間:8時30分~17時
入館料:300円

5.萩町城跡展望台
集落から少し離れたところにある展望台で、深い山々に囲まれた白川郷の集落を一望できます。写真愛好家の撮影スポットとしても人気です。

□□体験レポート□□

情緒豊かな白川郷を一望に眺めることができると聞いて、行ってみました。和田家を見学した後で、その横の斜面を登って行くのですが、ゆるい傾斜ながら結構距離があり、肌寒い日でしたが少し汗をかきました。途中で、少し急な階段を上がることになります。階段の手前の木の看板には「昇り8分下り5分」という文字が書かれています。8分かかったかどうかは分かりませんが、階段をひたすら昇ると、やっと展望台が見えてきました。
 
「苦労した甲斐があったなぁ!」と、景色をながめて思わず一言。左手に連なる北アルプスの峰、その下にひっそりとたたずむ藁ぶき屋根の集落。まるで、空の上から、昔の農村の暮らしを眺めているようでした。
 
展望台には割とたくさんの人がいて、みんな白川郷の風景を撮影していました。私は写真の腕には自信がなかったので、家族のスナップ写真を撮りました。

■野外博物館合掌造り民家園で集落の暮らしを体験!

白川郷には昔ながらの生活を体験できる野外博物館合掌造り民家園があります。手作り体験を通して、白川郷の暮らしに触れるのも素敵です。

1.野外博物館合掌造り民家園ってどんなところ?
2.草木染体験
3.餅つき体験
4.竹とんぼ作り体験
5.ひで細工作り体験
6.そば打ち体験
7.中野長治郎家で白川郷の歴史に触れる

1.野外博物館合掌造り民家園ってどんなところ?
高度成長期の集団離村などにより、集落の消滅に村が危機感を抱き、保全のために合掌造りの民家を萩町地区に移設したのが始まりです。現在は岐阜県の重要文化財に指定された建物の9棟を含む25棟が保存展示されています。手作りの体験や、農耕具や養蚕の道具などの見学を通じ、当時の暮らしを体感できる場所です。
営業時間:8時40分~17時
入園料:500円

□□体験レポート□□

野外博物館合掌造り民家園は、友人に勧められていってみました。そこはまるで、一つの集落でした。江戸時代の山間に住む人々の暮らしが、そのままそこに残っていて、タイムスリップしたような錯覚に陥りました。水路のせせらぎの音や、鳥の鳴き声に耳を澄ませながら、ゆっくりと散歩をしているだけで、豊かな気持ちになることができました。
 
でも、折角なので家族でそば作り体験をしてみました。以前うどん作り体験をしたことがあったのですが、それよりは時間もかからず、簡単でした。そば粉を練って、薄く広げ、大きな包丁で細く切ってい行くのですが、これがまた難しい。小さい子供には難しくてうどんみたいになってしまうし、お父さんは面倒臭がるしで、結局旅先なのに私が腕を振るう羽目になってしまいました。
 
苦労した甲斐があって、うちたてのそばの味は格別。みずみずしい蕎麦の香りが口いっぱいに広がりました。

2.草木染体験
10名以上の団体向けの体験学習となっています。桜の落ち葉など、季節の植物を使って、木綿の手拭いを染めていきます。
対象者:小学生以上
定員:10名~120名
所要時間:1時間30分
料金:800円

3.餅つき体験
団体向けの体験学習となっています。昔ながらの臼と杵を使った餅つきで、一臼で60個のお餅ができます。もちろん、出来上がったお餅は試食できます。
対象者:小学生以上
定員:応相談
所要時間:1時間
料金:一臼6000円

4.竹とんぼづくり体験
竹材を、昔ながらの小刀を使って削り、竹とんぼを作ります。上手く飛ぶように作るのは、なかなか難しいですよ。
対象者:小学生以上
定員:1名~120名
所要時間:1時間
料金:500円

5.ひで細工作り体験
ひで(ヒノキを薄くスライスしたもの)を編み込んで、10cm角ほどのコースターを作ります。民芸品を手作りする体験は貴重です。
対象者:小学生以上
定員:1名~120名
所要時間:1時間
料金:500円

6.そば打ち体験
そば粉を練って、広げて切り、試食するまでの体験です。打ちたてのそばは香り豊かで忘れられない味になります。
対象者:小学生以上
定員:5名または5組
所要時間:2時間弱
料金:1名1800円
    2名1組2800円

7.中野長治郎家で白川郷の歴史に触れる
中野長治郎家は県重要文化財に指定された建物です。下屋根のこけら茅葺が特徴的です。農耕具を展示しているほか、囲炉裏端でお茶とお菓子をいただきながら、白川郷の暮らしについての話を聞くことができます。人気の餅いり田舎ぜんざいは200円です。

■白川郷のお土産の紹介

白川郷には、手作りの民芸品やお菓子など、ほっこりするお土産がいっぱいあります。素敵な品々をご紹介します。

1.恵びす屋
2.こびき屋
3.元気な野菜館
4.じ・ば工房
5.近藤商店

1.恵びす屋
白川郷の特産品をはじめ、お土産の品ぞろえが豊富なお店です。この地方ならではのどぶろくを使った羊羹や煎餅、オリジナルの大吟醸酒が人気です。

2.こびき屋
店の軒先で木挽きのひげ爺さんが笑顔でお出迎えしてくれます。お菓子や民芸品など、品ぞろえが豊富です。手作りの布草履など、素朴なお土産品も揃っています。

3.元気な野菜館
地元の新鮮野菜や漬物が売っています。地元産野菜を使った蒸しパンはほっこりとする優しい味です。

4.じ・ば工房
地元のおじいちゃん・おばあちゃんが作った手作りの工芸品を扱うお店です。草木染のハンカチや、籠・おもちゃなど、多彩な商品が並んでいます。

□□体験レポート□□

道の駅白川郷に車を止めて合掌造りの集落を目指していると、青い看板が目につきました。合掌造りではないのですが、古い日本家屋の風情ある建物に興味をそそられ、思わず立ち寄ってみました。

中は広くて、大きな木の台にたくさんの藁草履が平積みされていました。他にも、草木染のハンカチや、布小物、蔓を編んだかごなど、民芸品がたくさん置いてありました。優しそうなおばあさんが、「これは全部地元のじいさん、ばあさんの手作りなんですよ。」と教えてくれました。

店の奥には小上りがあり、そこでピンク色の割烹着を着たおばあさんと背筋がぴんと伸びたおじいさんが、それぞれ藁を編んでいました。ここは、工房なのだそうです。おばあさんは藁靴作りの、おじいさんは藁草履作りの名人なのだそうで、店内の商品を作っているところでした。

藁草履には、展示用のものと実際にはけるものとがあって、おじいさんが作っている藁草履は実際に履けるという事でした。興味をそそられ一つ買ってみました。家に帰って履いてみましたが、藁の肌触りがここちよく、履いていても疲れません。ベランダに置いて、洗濯物を干すときのサンダル代わりに愛用しています。、

5.近藤商店
飛騨の銘酒を取りそろえた酒屋で、立ち飲みのカウンターや、コロッケ・飛騨牛の串焼きなども売っています。

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