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知らなかった!ユーモアの語源が

「体液」だなんて!
 
でも、なんで今の意味になったんだろう!? 


 
 1.ルネッサンスが生んだ「ユーモア=おかしさ」という概念
 2.西洋の中世が「ユーモア」という言葉を人々の脳裏に焼き付けた
 3.現代にも通じる「ユーモア」=「体液」の考え

1.ルネッサンスが生んだ「ユーモア=おかしさ」という概念

中世までのほとんどの西洋医学は古代ギリシャ時代の知識からそれほど進展しないままでした。
そのため、中世でも体の中の4種類の体液のバランスで体調が変化すると考えられていました。
ところが、ルネッサンスになって実際に解剖が行われるなど医学界も進展すると言葉の意味も変って来ました。
体液の変化が体調の変化のみならず、他人の感情を変化させるという意味に変化して「ユーモア=おかしさ」という意味で使われるようになったのが今のユーモアの始まりです。
 
 
2.西洋の中世が「ユーモア」という言葉を人々の脳裏に焼き付けた

中世には奇矯なことが大変流行した時代でもありました。
歴史の教科書でも、ルイ14世の頃の流行で奇抜なカツラが流行ったのをご記憶の方も多いかと思います。
頭の上に船の模型やアヒルの巣を模したものが顔の何倍もの高さに盛られている様は、現在改めてみると奇抜すぎて滑稽なだけですが、当時としては滑稽であることが最新ファッションだったのです。

こうした時代に、他人に感情の変化を指せるという意味に変化した「ユーモア」という言葉は大流行すると共に人々の間に生き続ける言葉と変容していきました。言葉の命は儚いものもありますが、ユーモアは大流行したので人々の印象に焼きついたと言えるでしょう。
  

3.現代にも通じる「ユーモア」=「体液」の考え

現代では広く「おかしさ」に通じる言葉のユーモアですが、その元々の意味である体液としての意味は今も失われていないのではないでしょうか?
ユーモアは社会の中で体液のように巡ることで人と人の交流を活発にしています。
もしユーモアが無かったら、事務連絡のような会話だけでこれだけ多様なコミュニケーションが発生するでしょうか?

多様なコミュニケーションがあるから、新しい発想が生まれます。新規事業や新しいファッションなど創造的なものはユーモアなくしては発生しないのです。「ユーモア=社会の体液」という考えは現代に通じるのではないでしょうか?

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