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ブラックユーモアとは、あえて、
一般的には言ってはいけないようなことを風刺的に言い表すことや、
あえて禁忌とされることやグロテスクな内容などを笑いに包んで皮肉るものです。
1.その発言で相手が怖気づかないか考えてみる
2.その発言のTPOを考えてみる
3.その発言で相手の人権を侵害していないか考えてみる
1.その発言で相手が怖気づかないか考えてみる
「○○なやつはリストラ対象にするんだって!」と軽口のつもりで後輩に言ったとしましょう。
もし、その後輩が本当に普段からちょっと仕事が遅かったり、凡ミスが多かったりした場合、相手はどう思うでしょうか?
気が小さい人だと本当に気になって夜も眠れなくなってしまうかもしれません。
相手を委縮させてしまう恐れがあるなら、それは言う相手を間違えていると言ってもいいでしょう。
ブラックユーモアのつもりでも、相手がその言葉で萎縮したり怖気づいたりしてしまっては「笑い」どころではありません。これも立派なハラスメントになります。ホンの軽いからかいのつもりでも逆恨みされても仕方ありません。
2.その発言のTPOを考えてみる
例えば、職場の上司や先輩・同僚・後輩など、ただ職場でだけの人間関係しかない人から、「結婚」に関わることを笑いの対象にいじられるのは多くの女性にとってユーモアで片付けられない問題です。
若くても、アラサーでも、アラフォーでも年齢の属性に関係なく女性に言わせれば「余計なお世話」どころか場合によっては、「肩たたき!?」という邪推まで巻き起こる可能性さえあります。
同じくらい破壊力のあるハラスメントワードが「子供関連の話題」です。
職場としては、既婚女性の妊娠は早く把握していたいでしょうが、現代では不妊やいろいろな事情で産めない人も多いのが現実です。安易に「ブラックユーモア」にしたらそれこそ一生恨まれても仕方のない発言になりかねません。
相手を不快にさせる可能性が高いことを知りつつあえて地雷を踏むような発言はユーモアとは呼べません。
3.その発言で相手の人権を侵害していないか考えてみる
特に日本ではジェンダー・ハラスメントと呼ばれる女性・男性に対する固定概念からくるハラスメントが非常に多いと言わざるえません。
「オンナなんだから○○くらいできるよね?」「オトコの癖に△△なんだから~」と、言った本人は軽い気持ちのユーモアのつもりでも、十分ハラスメントとなり得ます。
人権というと大げさに聞こえるかもしれませんが、相手を尊重する気持ちが根底にないまま、ブラックユーモアを発言をしても、笑えない人がいる時点でNGなユーモアなのです。