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二人の性格はまるで正反対。かたや初恋に敗れ尼さんになってしまったというのに対し、もう一方は長刀を振り回しての大立ちまわりをしたという暴れ馬。
あなたならどちらを応援しますか?
尼さんだったという女性の名は「井伊直虎」と言いますが、れっきとした女城主で男名前は世間の目を憚ったものでした。
当時は今川家と徳川家のはざまにあって良いように振り回され、直虎は父を失い初恋の相手であった井伊直親も死んでしまいます。
よる辺なき身を家康に託した直虎でしたが、かたわらには15歳になったばかりの男の子を連れていました。
その子が直親の息子、後に徳川四天王の一人となった井伊直正でした。
一方、同じ遠江にいたのが飯尾連竜の妻「田鶴の方」でした。
女だてらに文部両道にすぐれ、完全に夫を尻に敷いていたそうで、今川氏の命で犬山上攻めに向かっていた井伊直平が
立ち寄った際に夫をそそのかして「これを亡き者とすれば私たちが遠江の盟主となるでしょう」と毒茶を飲ませて
殺してしまったという恐ろしい女性でした。
やがて時が流れ二人の女武将は対決の時を迎えました。
むろん優勢なのは徳川をバックにした井伊の軍勢。城を取り囲むと尼さんの直虎は「一族郎党の安泰」を約束し
降伏を呼びかけたのですが、田鶴の方はこれを聞き入れず長刀を振りかざして城から打って出ました。
その時の様子は記録に残っていて「緋威の鎧に同じ毛の兜、同じ装いの侍女7,8人と長刀を取って適中に切り込んだ」とあります。
さてさてあなたなら、どちらの女性をひいきになさいますか?