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秋が深まった頃から春先にかけては、季節性インフルエンザが流行します。
その時期にさっきまではなんともなかったのに、突然悪寒がして発熱した、
風邪の諸症状に加えて筋肉痛や関節痛、倦怠感を感じた場合はインフルエンザを疑って病院を受診しましょう。


■病院ではどのような検査が待っているのでしょうか。

医療機関で患者さんがインフルエンザウイルスに感染しているかを調べる方法はいくつか有りますが、
一般的な病院では「迅速診断法」という方法が活用されています。
「迅速診断法」は近年発明された方法ですが、15分程度で判定できること、
判定方法も簡便でることから、現在では一般的な方法となっています。
これは、インフルエンザウイルス検出キットにより判定する方法です。
インフルエンザが疑われる患者さんの鼻の奥や喉からの小さな検査器具で拭い液を採取し、
その拭い液を検体として、そこにインフルエンザウイルスがいるか、
つまりインフルエンザに感染しているかどうかを判定します。

■もしインフルエンザに感染していたときの治療法は?

インフルエンザに感染していた場合、風邪で出される咳や喉の痛みを押さえるような薬(対症療法と言います)
に加え、インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬(抗インフルエンザ薬)が処方されます。
日本では、抗インフルエンザ薬は、以下の5種類があります。
①オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル)
②ザナミビル水和物(商品名:リレンザ)
③アマンタジン塩酸塩(商品名:シンメトレル等)
④ペラミビル水和物(商品名:ラピアクタ)
⑤ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)

いずれも市販はされていないため、医療機関で処方してもらう必要があります。
年齢や体重、かかって何日目か、合併症の有無など、各患者の状況から医療機関の医師が判断し、
この中から効果的な薬を処方してもらいます。
どの薬も早期に服用する方が効果的であるため、インフルエンザかなと思ったら
24時間以内に病院を受診する方が早い回復につながるようです。
しかしながら、薬を飲んだから大丈夫というわけではありません。
薬によって熱が下がり、咳や喉の症状が改善されたからといっても、
インフルエンザウイルスが体内から消えた訳ではなく、他の人に移してしまう危険性も十分にあります。

しっかりと栄養をとり、休息をとることが一番大切です。

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