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マッスルとはご存知の通り日本語で筋肉を意味しています。
語源はラテン語の小さなネズミ「musculus」から派生しています。
筋肉の収縮運動がネズミが動くように見えたのが発端と言われています。


筋肉は骨格筋と内臓筋に大別することができます。
その骨格筋にアウターマッスルとインナーマッスルがあります。
アウターマッスルは表層筋、インナーマッスルは深層筋と言います。
世間で注目されているインナーマッスルとは一体どんなものなのでしょうか。

●インナーマッスルとアウターマッスルの違い

アウターマッスルと言われる表層筋はその名の通り体の表についている大きな筋肉です。
体をダイナミックに力強く動かす役割を担っています。胸筋、広背筋、大殿筋などが
アウターマッスルを代表する大きな筋肉です。
一方インナーマッスルと言われる深層筋は体の奥深くにあります。
遅筋線維で主に形成されており、アウターマッスルのように意識して動かすというよりは
姿勢や関節を安定させる役割を担っています。

インナーマッスルは股関節から体幹にかけてと肩関節にあります。
体幹には腹横筋、横隔膜があり、股関節には腸腰筋(ちょうようきん)や小殿筋(しょうでんきん)など、
肩関節には回旋筋(かいせんきん)、小胸筋などがあります。
アウターマッスルでは大殿筋や大胸筋があるので、対を成している部分も多くあり
動かす筋肉と支える筋肉という役割分担となっています。

鍛え方はアウターマッスルは主にベンチプレスやスクワットを高重量で扱う無酸素運動とは異なり、
バランスボールやピラティスなどゆっくりした動作で行う有酸素運動で鍛えることができます。

●えっ!体幹とインナーマッスルは違うの!?

インナーマッスルと体幹をイコールで考えている人がいますがこれは正確ではありません。
体幹を鍛えると良い、そのためにはバランスボールやピラティスなどが効果的と言うように
インナーマッスルを鍛える方法と酷似しているので勘違いをしてしまう人が多いのかもしれません。
体幹とは胴体部分、つまり頭と手足を除いた部分を指し、そこには骨や筋肉まで含まれ
その筋肉の中にはアウターマッスルもインナーマッスルも含まれます。
つまり体幹を鍛えることは両方を鍛えることになるのです。

体を鍛えるにはそこの部位を意識することが大切です。
だからこそまずはインナーマッスルとは何かをしっかり理解しましょう。

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